桂枝加黄耆湯  皮膚がかぶれやすい・・・

生薬

桂皮、芍薬、大棗、生姜、甘草、黄耆、以上6味。

効能・効果

体力が衰えているものの、ねあせ、あせも、手足のしびれ、腰痛、副鼻腔炎、蓄膿症

多汗症、皮膚のかぶれ、虫刺され、知覚異常など。

ベースは、桂枝湯。桂枝湯に黄耆が1味加えたもの。

黄耆建中湯と生薬は、似ていますが、黄耆建中湯は、

桂枝加芍薬湯に黄耆(飴)が入ったもので

黄耆建中湯は、太陰病に位置し、桂枝加黄耆湯は、太陽病に位置します。

黄耆は、皮膚のエネルギーを補い、冷たさを除くといわれ、

ねあせや多汗を治します。

また、抗アレルギー作用、抗菌作用、血圧降下作用、

強精作用もあると言われています。

体質は、カラダに熱があり、皮膚がシメジメと汗がでて

カラダが重く気分がすぐれないものに使うとあります。

皮膚にジメジメした湿疹ができやすく、虫刺されの後が治りにくく、

化膿しやすい人に良く使います。

当店でいままで一番印象的だったのは、5年間帯状疱疹に苦しみ、

顔面に針が刺さっているような痛みが一瞬で消えたことです。

他には、副鼻腔炎の痛みや鼻がグジュグジュの人にも良く使います。

また、腰痛のしびれなどにもよく使う漢方です。

桂枝加黄耆湯