生薬
桂皮、芍薬、大棗、生姜、甘草、以上5味。
効能・効果
体力か衰えた時のかぜの初期:
頭痛、さむけ、身体痛、鼻粘膜の異常のかぜ、インフルエンザ、食欲不振など・・・
この桂枝湯は、漢方の聖典とされる「傷寒論」に出てくる最初の処方。
筋肉がない人、汗をかきやすい人、かぜを引くと、
食欲が落ちてしまう人によく効きます。
一般的には、かぜの初期といえば葛根湯といわれますが、
肉体労働をしていない人や、高齢者が
かぜを引いてしまったら、私の場合は、桂枝湯から考えます。
もうひとつ大事なのが、桂枝湯を飲んでから、重湯を飲み、
厚着をしてカラダを温めるということです。
この3点セットを一つでも怠ると桂枝湯本来の効き目が薄れる
ということを肝に銘じてください。重湯ができないときは、葛湯で代用します。