先日、腰が痛くていつもなら越婢加朮湯で治るのに治らないと
来店された方がいました。
何かヒントがないかいろいろ質問してみると、やはり原因があったのです。
このところそんなに暑くもないのに(本人は暑い!)風呂上りに扇風機にあたって、
なおかつ、冷たいものを飲んでいたようです。
汗が出ているときに冷たい風にあたり痛みがでたときに使うのが麻杏薏甘湯。
先ほどの風呂上りに扇風機、まさしく汗の後の風にあったってしまったわけです。
さらに冷たいもので胃を冷やしてしまったことによる腰痛となるわけです。
38人参湯プラス49麻杏薏甘湯を飲むと腰の痛みが和らいだわけです。
このように複合的にどんどんいろいろな影響が絡んである症状が出ているので、
その絡みを、あわてずゆっくりと糸をほぐすように
漢方を入れていかなくてはいけません。
順序立てて漢方でほぐしていくことでほとんどの症状は改善します。
といっても一番大切なのは生活習慣です。