胸脇苦満に使う生薬で代表的なものは・・・
柴胡と黄芩です。
黄芩は、心下痞のところでもでてきましたね。
胃酸が出すぎているときに抑制し、心下痞にも効きました。
他にも黄芩は、肺が働き過ぎて熱を出しているときに働きます。
また、胆嚢の炎症にも作用する働きがあります。
一方柴胡は・・・
肝臓が亢進しているとき、
炎症を起こしているときに鎮める働きがあります。
漢方では、よく左右で分けたりします。
右の胸脇苦満・・・柴胡
左の胸脇苦満・・・黄芩
自覚している人は、左右どちらか聞けばよいし、
自覚がない人は、肋骨下を押してみると、
どちらに違和感や圧痛があるかを確認します。