生薬
芍薬、甘草、以上2味。
効能・効果
急激に起こる筋肉の痙攣を伴う疼痛。
こむらがえり、筋肉リュウマチ、踵痛、寝違え、胃痙攣、腸疝痛、胆石発作、
膵臓炎などの急性腹痛、歯痛など・・・
芍薬甘草湯の鎮痙作用はスコポラミンの応用範囲に適応し、
特に中枢神経に関係がある痛みでこれを鎮めるといわれています。
こむらがえりのときによく使われています。
ほかには、座骨神経痛、ぎっくり腰、肩の痛み、筋肉リュウマチ、
胆石疝痛、腎石疝痛などの脊髄性支配の骨格筋、
平滑筋の痙攣による疼痛の緩和に功を奏します。
また、排尿痛、痔痛、膀胱痛、歯痛、月経困難症の疼痛にも効きます。
ほかには、血管系に関しても鎮痙的に作用し、常習者の頭痛、
高血圧の人の眼底血管痙攣、最低血圧を下げるための補助としても使われます。
芍薬甘草湯は、体質的に筋肉の引きつりが起こりやすい体質の人は、黄耆建中湯で
体質改善をしていく場合が多々あります。