認知症の症状が出始めた高齢者でも、恋人や仕事を
任せられていきがいができると、症状が改善されたという例があります。
恋愛感情や知的活動は、脳を活性化させます。
東洋医学では、脳の働きと腎は赤く関係していると考えます。
腎というと腎臓や膀胱のみならず、知的活動や生殖機能もつかさどっています。
また、認知症を氣・血・水で考えると、
氣のめぐりが悪い場合、瘀血により脳の血流が悪い場合、
水=腎の精気不足の場合と3つに分けて考えます。
では、食養は、氣の場合は、シソ・ユリ根など。
瘀血の場合は、緑葉色野菜やサフランなど。
腎の精気不足の場合は、すっぽん、烏骨鶏の卵、鶏がらスープなどが
良いと言われています。
漢方では、半夏厚朴湯、桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、
桂枝茯苓丸、桃核承気湯、小建中湯、五苓散、八味地黄丸などを
タイプ別に使います。