生薬
桂皮、生姜、大棗、芍薬、甘草、膠飴(コウイ)、以上5味。
効能・効果
虚弱体質で疲労しやすく、血色すぐれず、腹痛、動悸、
手足のほてり、冷え、頻尿など、
いずれかをともなう次の諸症:小児虚弱体質、疲労倦怠、
神経質、慢性胃腸炎、小児夜尿症、
夜泣き、胃下垂、胃酸欠乏症、胃がんなどで胃部鈍痛、慢性腸炎、
直腸がんなどで下痢、腹部痛、常習便秘、弛緩性便秘で腹が張るもの、
生理痛、耳痛、鼻血、夜尿症、前立腺肥大、
腎硬化症、痔、ヘルニア、臍疝痛など・・・
芍薬桂枝湯に膠飴が加えられたもの。
この膠飴は、水飴、マルツエキスなどで代用できますが、
本来は、麦芽で糖化したものを使います。
以前は、マルツエキスの入った小建中湯を使っていましたが、
今は、膠飴の入った小建中湯を使っています。
まったくと言っていいほど効き目が違います。
いわゆる虚弱体質、腺病体質の人によく合います。
腹の皮が薄く、腹直筋が張っています。
お腹を触るとくすぐったがる子供はみな小建中湯といっても過言ではありません。
また、お腹の痛み、寝汗も、鼻血、手足のほてり、
手足がだるいなどの症状にもよくつかいます。
糖尿病の人も足がだるくて仕方がないという人に良く使います。
これは、白砂糖と膠飴の違いのようです。
私も、食べる時間がなく少し低血糖ぎみのときに飲むと元気がでます。