寝汗を東洋医学では、「盗汗(とうかん)」といいます。
健康人でもコップ一杯程度の寝汗はかいていますが、
なかには必要な水分まで排泄されている場合は、治療が必要です。
ポイントは、寝汗で目が覚めたり、朝スッキリ起きられず、
昼間もだるく、一日中倦怠感を伴う場合です。
慢性病でカラダが衰弱している人によくみられます。
水分代謝異常や体の中に熱がこもっている場合があります。
では、どんな食べ物がよいのか?
ヤマイモ、鶏肉、玄米、ゴマ。大豆などがお勧めです。
もち米は、病中病後、産後で体力がなくなって寝汗をかく場合に、
体力回復の栄養食として昔から利用されていました。
体に中に熱がこもっているタイプには、ダイコン、ドウガン、生野菜を
多く取ると良いでしょう!
漢方では、防已黄耆湯、黄耆建中湯、桂枝加黄耆湯、
柴胡桂枝乾姜湯、白虎加人参湯などをタイプ別に使い分けます。