陽明病の闘病反応は、どこか?
主として腹部(腸、子宮、腎臓系統)です。
太陽病は、体表だけの症状でしたが、陽明病は、腹部だけの場合も
ありますが、その余波が体表に出る場合もあります。
胸部には苦情を及ぼさないのが特徴になります。
つまり、闘病反応が、陽性、熱性で主として腹部、その余波が体表部にも
及ぶことがあると覚えてみて下さい。
では、見分け方は?
便秘が原因の「のぼせ」が強くなります。
しかも比較的体力がある人というのが条件になります。
さらに充血しやすい人ともいえます。
「のぼせ」は、問診してみても自覚ある人は少なく、
のぼせに付随する症状、便秘からくる肩こり、首こり、
背中の張り、腰痛などの症状を見逃さないようにします。
体質が比較的弱い人でも貧血が強くでることもあるので注意が必要です。