最後は、肺の働きが弱っているときの咳。
肺の働きが弱っているのに養生せず、無理して働いて炎症を
引きおこし、それが腎まで及ぼしているような場合です。
腎が弱まると、ホルモンの分泌が弱まります。
続いて生理的水分が少なくなったり、足らなくなります。
すると、ホルモン分泌不足からくる、のぼせの咳がでます。
また、水不足から渇き、分泌物が粘ってきます。
その粘った分泌物にホコリなどがくっつき、痰は硬くなり、
外に排泄しづらく、そのために咳をしている場合です。
そんな時に使う麦門冬は、補陰薬、効能は・・・
・肺に潤いを与えて咳を止める。
・津液を生み、カラダを潤す。
・強心作用
・腸を潤し、便秘を治す。
高齢者や風邪をこじらし長引いてくると麦門冬剤を良く使います。