風邪1 一番手は?・・・

風邪の初期に使う一番手の漢方の選び方について。

まず体質が桂枝湯系か麻黄剤系かをみます。

見分け方は、食欲があるか、ないか、

次に汗っかきが、汗っかきでないかです。

食欲の有無は、意外と難しく、普段よりどうかです。

食べたくないのに食べないと風邪が治らないと

思って食べている人もいます。

「食欲がなく、汗が出やすい」といったら・・・桂枝湯から始めます。

そのときに大切なのは、桂枝湯の後、重湯を飲んで服を着たりして

カラダを温めることが必要です。

「食欲があり、汗っかきでない」といったら、次に質問。

「節々が痛くない!」・・・葛根湯。

「節々が痛い!」・・・・・また質問。

「口が渇いている」かどうか?

「口が渇いている!」・・・大青龍湯。

「口が渇いていない!」・・麻黄湯。

他には風邪がなかなか治らず抜けないときは、

桂麻各半湯を使います。

風邪の初期の漢方は、ほかにもありますがまずこの中から選びます。

神経痛 高齢者の場合・・・

外的な損傷を除いて神経痛というとほとんどが高齢者。

では、高齢者が神経痛になる原因は?

・血液不足

・血行不良

・ホルモンの働きが弱くなる

・水分代謝障害(腎機能の低下)

・ストレス

・甘いもの味の濃いものの取り過ぎ

・食べ過ぎ

・不眠

・運動不足

この中でも血行不良、水分代謝障害、不眠などによる

神経痛が多く見られます。

氣・血・水のどこに異常があるかをつきとめることが肝心です。

肝臓病6 肝臓・腎臓に良い漢方は・・・

肝臓を治すときに腎臓も一緒に治すにはどのような漢方を使うのか?

両方を治す目的で柴胡剤をベースとします。

柴胡剤のなかでも炎症が強い時には小柴胡湯をよくつかいます。

柴胡剤単独よりもベースとしてそのほか下痢気味でしたら

五苓散や茵陳五苓散、便秘がちでしたら茵陳蒿湯などを組み合わせます。

しかし、腎臓の糸球体の働きが鈍っているときや貧血がある場合は、

血行を盛んにするために四物湯類を加え、慢性化して細胞自体が

弱っている場合は、細胞の賦活的に人参剤を併用します。

肝臓病5 腎臓とも関係して・・・

このように肝臓は、私たちのカラダの機能として重要な役割を

担っており、特に腎臓と密接な関係があります。

肝臓の解毒能力が落ちてくると腎臓にも負担がかかってきます。

漢方では、肝臓の炎症には柴胡剤を良く使います。

また、肝臓の炎症などにより胆汁をつくる能力が劣っている場合は

胆汁の分泌を整えるため山梔子をじょうずに使うと肝臓がよくなります。

例えば二日酔いなどのときは、肝臓の炎症がありますので

黄連解毒湯に五苓散を飲むと早く気持ち悪いのが改善します。

しかし、腎臓でもいいましたが、肝臓が悪いからといって肝臓だけに

目を向けるのではなく、肝臓の親である腎臓も一緒に強化することが

肝臓病を治すためには必要です。

肝臓病4 コレステロールを原料として・・・

≪胆汁≫・・・

肝臓は、コレステロールを原料として胆汁酸を作ります。

1肝臓では、脂肪を消化・吸収しやすくするため胆汁を作ります。

2胆汁は、約10分の1に濃縮して胆嚢に蓄えられます。

胆汁は、胆汁酸20に対してコレステロール1の割合で含まれています。

肝臓の胆汁を作る機能が低下すると、コレステロールを

胆汁酸に変える能力が悪くなって胆汁酸とコレステロールの割合が

13:1くらいになると胆石になるともいわれています。

胆汁の作る機能低下は、胃もたれや便秘などの症状としても現れます。

そのとき、コレステロールが使われないためコレステロール値が

上がる場合もあります。

コレステロール値が高い人は、肝臓の機能強化をすることも大切です。

肝臓病3 出血が止まらなく・・・

≪血液凝固≫・・・

出血を止めるためビタミンKを原料として

トロンビンという物質を作っている。

1ビタミンK→プロトロンビン→トロンビン

肝臓の働きが悪くなると、ビタミンKからプロトロンビンを経て

トロンビンにする作用が悪くなり出血が止まりにくくなります。

出血が止まりにくい人は、肝臓の機能低下が原因の場合もあります。

肝臓病2 アンモニアが溜ると・・・

≪解毒≫・・・

有毒物、アルコールなどを無毒化(食べ物、腸内、代謝など)。

1 無毒化したものを排泄されるような大きさまで分解。

2 血液中のアンモニアを尿素に変換。

体内のアンモニアは、タンパク質の代謝の過程で作られ、

肝臓で尿素に合成され排泄されます。

肝障害があると血液中にアンモニアがたまり高アンモニア血症となります。

特に肝硬変や劇症肝炎などでは、意識障害を起こすことがあります。

これは、アンモニアで脳神経の働きが阻害されたために起こり、

これを肝性脳症と呼んでいます。

肝臓病1 肝臓の役割は・・・

肝臓は、私たちのカラダの機能の中でも重要な働きをしています。

肝臓は、化学工場。

カラダの中で原料を化学反応によって加工する工場です。

では、肝臓の働きは・・・

≪代謝≫・・・

栄養をカラダで使えるように形を変え、必要に応じて貯蔵、供給をします。

1ブドウ糖、アミノ酸、脂肪、電解質、水分などの代謝作用

2ビタミンを大量に保存。(A.B1.B2.B6.B12.D.ニコチン酸.パントテン酸など)

3ホルモンとの関係(女性ホルモン、抗利尿ホルモン破壊など)。

肝臓が悪くなると女性ホルモン壊すことが出来なくなるため、

男性でも筋肉が柔らかくなったり、乳房が大きくなったりします。

また、肝機能障害で抗利尿ホルモンを壊すことができないと

尿量減少、むくみなど引き起こします。

二日酔いのときに顔がむくんだりするのはそのためです。

夜尿症 夜中におしっこが・・・

夜中に何度もトイレに起きて寝られない!

という高齢者が男女問わずいます。

年齢とともに腎と心の弱りが原因の一つです。

また、胃腸の冷えや腹直筋の緊張、

自律神経系の不調からも夜間尿となります。

≪夜間尿に使う漢方≫

・胃腸の冷え、腹直筋の緊張・・

小建中湯、黄耆建中湯、当帰建中湯、甘草瀉心湯など

・腎系・・・五苓散、八味地黄丸、苓姜朮甘湯など。

・裏熱実証タイプ・・・白虎加人参湯など。

・自律神経系・・・・・柴胡加領骨牡蠣湯、桂枝加竜骨牡蠣湯など。

このなかでも八味地黄丸と建中湯類の合方を良く使います。

80代半ばの男性の8~10回夜間尿が

八味地黄丸と黄耆建中湯の合方で、3日後に2回の夜間尿に

なった人もいます。

夜間尿に関しては、漢方の得意とする分野のひとつでもあります。

 

腎結石・尿路結石 漢方で石が・・・

漢方で腎結石や尿路結石がなくなるのか?

なくなります。実際私は、2か月で石が粉々になり、

排泄のときの痛みもなく消えました。

そのとき痛みはなかったのですが、膀胱炎のような症状はありました。

石が崩れて粉々になり、膀胱のなかで動いたためです。

そのとき飲んだ漢方は、柴胡加竜骨牡蠣湯。

≪腎結石・尿路結石に使う漢方≫

・猪苓湯・・・・・少陽の虚証で汗があまりでなく血尿があると場合。

・竜胆瀉肝湯・・・少陽の強実証で疝痛発作が激しい場合。

・大黄牡丹皮湯・・陽明の実証で便秘、回盲部に抵抗と圧痛がある場合。

・桃核承気湯・・・陽明の実証でのぼせがあり、臍左斜め下に抵抗と圧痛。

・八味地黄丸・・・太陰の虚証で腰から下の脱力感、倦怠感と痛み。

また疝痛発作が激烈で耐えられないようなときに芍薬甘草湯。

このほかに柴胡剤も使います。