瘀血に使う生薬 桃仁 

桃仁の主作用は・・・活血、駆瘀血、潤腸

桃仁は、どのようなときに使うのか?

うっ血がもとで起こった症状を血毒、血証といいますが、

その血証が発熱状態にあるときに使います。

桃仁は、瘀血により発熱状態を起こしたときとは、

陽病の状態にあるときに使うということです。

桃仁は、実証タイプに使うといいますが、当帰と合わせると

弱い人にも使うことが出来ます。

また、桃仁と大黄、牡丹皮と合わせることで強い人に使うことが出来ます。

桃仁は、ホルモンバランスを整えますので、強い人にも弱い人にも使うことが出来ます。

【桃仁・牡丹皮】瘀血を去る・・・桂枝茯苓丸、大黄牡丹皮湯

【桃仁・大黄】実証瘀血を破る・・桃核承気湯、大黄牡丹皮湯、抵当湯

瘀血に使う生薬と漢方 桂枝茯苓丸など・・・

瘀血を取り去る生薬としては・・・

実証・・・桃仁、牡丹皮。

虚証・・・当帰、川芎、敗醤、土爪根。

瘀血に使う漢方は・・・

実証・・・桃核承気湯、桂枝茯苓丸、大黄牡丹皮湯など。

虚証・・・当帰芍薬散、芎帰膠艾湯など。

当店では、これらの漢方のなかでも最も使うのが桂枝茯苓丸です。

 

瘀血の原因 化学薬品などでも・・・

瘀血が発生する背景には何があるか?

・遺伝・体質・加齢は重要。

・肝胆系の疲れ、機能障害など(内外ストレス)。

・ステロイド・利尿剤・向精神薬・ピルなど。

・糖分過多(果糖も含む)

・小麦製品過多(パン、麺類など)

・精神的要素(不安、心配、恐怖などの性格)

漢方相談をしていて一番多いのは体質もさることながら、

食べ物、飲み物や生活習慣の間違いです。

その間違いに気がついていない人もたくさんいます。

自分の代謝量に対しての摂取量、糖分塩分、油などの過多が原因の

瘀血が多く、ついで病院の薬の副作用で瘀血が発症している場合も見逃せません。

瘀血4 腹症は・・・

瘀血があるとお腹のどこに異常がでるのか?

お腹のどの部分に抵抗や圧痛があるかということです。

どの部分にあるかで漢方を選ぶ際にとても重要です。

臍を中心に考えます。

①臍より斜め左下なのか、②斜め右下なのか?

③S状結腸部なのか、④回盲部なのかです。

日頃から、仰向けに寝て膝を立てて自分の指でゆっくりと

お腹を押してみて下さい。

お臍の部分を掌全体で背中方向に押していくとき、

掌がスムーズに痛みもなく入っていくか?

痛みがあり、脈が強く跳ね返ってくるときは、ストレスや寝不足、

眠りが浅いなどが考えられます。

このような時は、瘀血を取るような漢方とストレスを緩和させる漢方、

もしくは、睡眠を深くする漢方を合わせます。

瘀血腹症

瘀血3 目に見える症状は・・・

血管系では、・・・

・唇が暗紫色

・舌裏の静脈が暗紫色と怒張、

・お腹や足の静脈が浮き出る。

・舌の色が暗赤色、

・または紫色のシミがあるなど。

皮膚は・・・

・顔色がどす黒い

・歯茎が暗赤色

・皮膚の硬化とざらつき

・打撲のようなうっ血がある

・アザができやすい

・目のくま、シミ、そばかす

・手のひらの紅斑

その他の症状・・・

・首肩こり

・手足の冷え

・頭痛

・物忘れなどがあります。

瘀血(おけつ)2 どんな痛み・・・

瘀血なるとどんな症状になるのか?

血の道症と呼ばれる月経不順や冷えのぼせ、コリや痛みなど。

高血圧、低血圧、貧血、脳血管障害、虚血性心疾患、痔なども瘀血が原因。

では、瘀血による痛みは?

・針やナイフで刺されているような痛み。

・痛みの場所が決まっている。固定痛。

・夜間に痛みが増す。

・長期間の痛み。

・関節痛(指のこわばり)

・手足のしびれ

・胸のしめつけ感

・生理痛

・リウマチ

このような痛みは、瘀血が原因のひとつです。

 

瘀血(おけつ)1 細菌にとっては・・・

瘀血とは、何?

血液が何らかの狂いでうっ血、血行障害、停滞すると血液の質が変わることで

様々な症状や疾病がおこる状態を「瘀血」といいます。

簡単にいうと、瘀血の瘀とは、停滞という意味で血が停滞した状態です。

瘀血になった血液は正常な血液に比べて粘度が強くなっているため

流れが悪くなります。

瘀血になると白血球が減少します。

白血球が減少すると、細菌を殺すことが出来きず、

血液自体が細菌の発育にとって都合の良い棲家にもなります。

血液は、タンパクなので細菌にとってとてもよい栄養源となるからです。

瘀血は、現代の様々な症状や疾病の原因になっています。

柴胡4 胃の不調にも・・・

では、柴胡は、胃薬的に使うことが出来るのか?

胃薬的に使えるのは、肝臓、胆嚢、心臓、脾胃系の衰弱がなく、

過労やストレスでバランスをくずしているときで、

その結果として胃の不調を訴える時に使うのです。

肝胆や脾胃(消化器系)の衰弱があるときには、使えません。

肝胆系の衰弱があり、胃腸が衰弱しているとき、

柴胡とともに脾胃の立て直しをしてくれる漢方があります。

良く使われ有名なのが、補中益気湯。

まとめると、肝臓、胆嚢、心臓、脾胃が

働き過ぎて疲れているときに、熱が生じると胸脇苦満や往来寒熱になります。

その結果として胃腸の不調があらわれているときには使えます。

柴胡3 胸脇苦満を・・・

柴胡の適用は、胸脇苦満を楽にします。

しかし、ほとんどの人が胸脇苦満を自覚して訴える人は、まれなので

他の症状で判断するようにしています。

例えば胸部のつかえ、胸苦しさなどの症状や

胃の不調(胃もたれ、胃酸過多など)や、

腸の不調(下痢、便秘など)などを見ていきます。

柴胡はこのような症状によく使いますが、

注意点は、あくまでも肝臓や胆嚢の衰弱からくるものではなく、

単にバランスをくずしているときに使います。

また、柴胡の適用に往来寒熱に使うとありますが、

往来寒熱がすべて柴胡の適用とは限りません。

往来寒熱の人に胸脇苦満が多かったためにそのようにいわれたのでしょう。

胸脇部に苦情がなく、みぞおちのみに苦情がある場合は、

以前にも書きましたが、黄連や茯苓剤などを使います。

柴胡2 肝胆系の発熱にも・・・

柴胡は、経絡のどこに主に効くのか?

足の少陽胆経に効きます。

言い換えると、胆嚢、胆管系の異常によって生じる苦情によく使います。

例えば、発熱、頭痛(主に側頭部)、筋肉痛、神経の痛みなど。

胆嚢系の異常による発汗、嘔吐などに使うのです。

胆嚢のおおもとは、肝臓なので肝、胆、心臓、および心臓や副腎の働きが

正常になるように働くのです。

このとき、臓器が衰弱しているときではなく、

働きが悪くバランスを崩しているときに柴胡は、機能回復に役立つのてす。