お腹の張り へそより・・・

50代半ば男性のお腹の張りの漢方相談。

はじめは、市販薬で何かないかとのことでしたが、

漢方を試すことに。

「お腹の張りは、へそより上、それとも下?」

・・・「へそより上です。」

食べると胃が押されてドクドクするともいう。

以前精神科で半夏厚朴湯を出され飲んでいたがダメだったという。

それでもめげずに半夏厚朴湯を飲んでもらうと、

味がしなくまちがってはいない様子。

しかし、それだけでは解決しないので、お腹を動かす漢方を一服。9

すると明らかにお腹が凹んできたのです。

また、口元が荒れていて口角炎も起こしているようなので、

食べ過ぎのときに飲む漢方をさらに一服。16

するとへその上の張りも完璧に取れたとのこと。

半夏厚朴湯も間違いではなかったのですが、

腸が動いていなかったので効き目がなかったわけです。

後ほど便が一度に出来らない感じがするともいっていたので、

これで便秘も解消されるといいのですが・・・

冷え症 寒がりで・・・

50代半ば女性の冷え性で寒がりの漢方相談。

旦那さんが漢方を飲んで調子が良いので連れてきたという。

冷えの他にはなにもなくいたって元気?という。

3年前まで睡眠導入剤を飲んでいたいがいはなにも不調はないというから

これまた漢方を選ぶうえで大変。

1週間ぐらい便が出なく、お腹が張るという。

そこで桃核承気湯を飲んでもらうとまずくて飲めないという。

もしかしてカラダの不調に気がつかないタイプ?と思い質問。

「足がおかしいことは?」・・・「ずっと足の指の感覚が変?」

さらに質問、「お風呂に入るとトイレに行きたくなる?」・・「はい!」

そういうこと?そんな人によく合う漢方を飲んでもらうと、

カラダが温まり、ずっとおかしかった足の指の感覚が戻ったという。82

以前目が回ったことがあったというので、

倒れてはじめて疲れていると感じるタイプなのです。

その後足の指の調子がいいので知り合いに

漢方の良さを広めてくれているとのこと・・・ありがたき幸せ。

こめかみの痛み 小さいころから・・・

20代前半女性の生理不順と生理痛の漢方相談。

中学のとき自律神経失調症で倒れたことがあるという。

足の冷えと便秘もあることから当帰建中湯と桂枝茯苓丸で、

普段34度台の体温が36.5度に上昇!

とりあえず6日分飲んでもらうことに。

この日は、下半身が劇的に温まったので、便秘も

解消するかと思っていましたが、6日後、便秘は

解消されず、こめかみの頭痛が起こると訴えてきたのです。

幼いころから油ものが苦手で天ぷら、から揚げ、ポテトチップスなど

食べることができないという。

みぞおちを押してもらうと、やはり張っていて痛いという。

そこでこめかみとみぞおちの痛みよく使う漢方を一服。16

すぐさま、こめかみとみぞおちの痛みは消失!

これで便がでればいいのですが、念のため便秘もと思い、

質問、「コロコロ便になることは?」・・「たまにあります。」

そこでコロコロ便によく使う漢方を飲んでもらうと飲みやすいとのこと。33

これで便は、出るはずですが、先ほどの質問の答えが気になります。

その言葉は、「たまに」と言ったことです。

次回、便の方がどうなっているか?

おそらく下痢して漢方を飲まなくなってしまわないかが心配です。

下腹部の張り  股関節に近い・・・

40代前半女性の下腹部の張りの漢方相談。

はじめはPMSの漢方相談で来ていましたが、

胸の張りと、脇下リンパの張りと痛みは取れたものの、

今度は、お腹が張って苦しいという。

とりあえずお腹の張りに効く漢方を飲んでもらい、

10分ほどたって少しは取れたが、痛いという。

えっ?痛い?「どの辺が痛いの?」

・・・「股のところが圧迫されて痛い!」

そういうこと、「チョコ食べる?」・・「毎日食べないと気が済まない!」

そんな人によく合う漢方を飲んでもらうと「美味しい!」71

すると5分も経たないうちにお腹の張りと股の圧迫が取れたと不思議そう。

バレンタインも終わり、この漢方の出番が多くなりそうです。

理由は、チョコを選ぶのに自分も味見をする人が多いからです。

不妊 基礎体温が・・・

30代前半女性の不妊の漢方相談。

当店で赤ちゃんができたと紹介されて来たとのこと。

一番の悩みは、基礎体温がみだれているとのこと。

他の症状は?

手荒れ、首肩コリ、肩甲骨のコリ、便秘、

花粉症、生理痛、頭痛でロキソニン常用。

そこでまず首の後ろのコリを取る漢方を一服。101

お腹まで温まるものの首コリは取りきれず。

そこで冷えむくみがあることからもう一服。35

これでもコリが取りきれないのでさらに一服。11

これでほぼ取れたのですが、私の感触ではいまいちなので

とどめ漢方を飲んでもらうと「これが一番おいしい!」24・・・やっぱり?

するとカラダが温まり、首をクルクル回し始めたのを見て

これで完璧に取れたと確信。同時に肩甲骨のコリも取れたとのこと・・・メデタシ。

手に力が入らない 腎の弱り?

20代前半女性の漢方相談。(前回店長が接客)

症状は、頭痛、めまい、肩こり、皮膚のかゆみ、

花粉症、生理痛、耳鳴り、動悸など若いのにボロボロ状態。

漢方を飲み始めて1週間後来店。

頭痛、めまい、花粉症は、かなり良いとのこと。

しかし、右腎臓部の周辺の痛みと、

左手に力が入らないのは良くならないという。

「では、今日は、その2つの症状を取りますね!」

といって試飲開始。

店長が書いたカルテを見たら事細かく書いてあるので

すぐに漢方を選ぶことができたのです。

まずは、右腎臓部の痛みを取る漢方を飲んでもらうことに。61

5分後痛みが取れたので今度は、左手に力が入らないというので、

それを治す漢方をもう一服。101

すると、これも5分も経たないうちに手をニギニギ。

一年以上も力が入らなかったのが、たった10分でよくなったので

そばにいたお母さんも「ほんとに治ったの?」と不思議そう。

帰り際に「不眠症の人を連れて来る!」と一言。

自分が治ると紹介したいもの、本当にありがたいものです・・合掌!

右わき腹痛  痛みが移るのは・・・

70代前半男性の漢方相談。

右ひざの痛みで漢方を飲んでいた人が今度は、

左足にムズムズして虫が走るように感じ、足の裏もつるとのこと。

他には右わき腹が痛いというので場所を確認すると、

右肋骨下部から背中にかけて痛いという。

また、背中に湿疹ができてかゆくて血が出るまで掻いてしまうとのこと。

この2つの情報は、漢方を選ぶのにとても参考になります。

ポイントは、右わき腹、痛みが移る、湿疹。

糖尿病、高血圧の薬も長年飲んでいることから、肝臓に

良く効く漢方を飲んでもらうと、「苦くない!」という。31

実は、一番はじめに選んだ漢方だったのですが、それは言わずに、

痛みが取れるかどうか5分待ってみることに。

さらに自律神経を整える漢方を一服。65・・・結果、わき腹痛消失!

胸苦しさ  やめてから・・・

30代女性の胸苦しさの漢方相談の再来店。

昨年8月に胸が苦しく、左腕がしびれるといわれて

1か月ほど漢方を飲んで自分で勝手にやめてしまったという。

やめてから約半年。

また、胸苦しさが出てきたのでやはり漢方に世話になりたいという。

漢方相談に来なくなる理由は、治ってしまったか、

私が嫌いかのどちらかなのですが、

この人の場合は、治ってしまったと勘違いしたのです。

体質を変えるには、かなりの年月がかかるもの。

なぜなら30年間の生活習慣や食生活は、変えることなく、

体質が変わることはないからです。

それを漢方飲まなくなってから半年も症状がでないとは、

漢方の効き目がすごいということ。

そこで質問、「貧血はないですか?」

「先日検査で貧血と言われた!」・・・やはり。

私も半年も月日が経つといろいろと進歩するものです。

そこで良質な血液を造り出す漢方を飲んでもらうと、

カラダが温まったのでベースの漢方にすることに。35

ほかは、半年前に選んだ漢方をもう一度飲んでもらうことに。

また、1からやり直し、結局損をしたことになります。

右肩痛2 痛みがなくなると・・・

昨日の右肩痛の50代半ば女性のつづきの話。

1週間後来店して「71番がまずくて飲めないの!」と開口一番。

「では、右肩の痛みはいいのでは?」

・・・「そういえば、だいぶよくなったので気にならないわ」

もう71番は、カラダはいらないと言っているのですよ!と説明。

「それでまずいの?」・・・「はい、そのとおり!」

「今日は鼻づまりがひどいの?」

「ですよね!」といって鼻づまりによく効く漢方を一服。81

「これはお茶みたい!」といって5分も経たないうちに鼻が開通!

では、なぜ鼻がつまってしまうのか?

それはのぼせがあるからなのです。

前回、のぼせによく効く漢方を飲んでもらい確認済み。11

私としては、71番が飲めなくなるのを待ち伏せしていたのです。

これで鼻づまりの漢方の出番も減ってくるはずです。

右肩痛1  腱がキレてる?

50代半ば女性の右肩の痛みの漢方相談。

娘さんも漢方を飲んで調子が良いので私もと言って来店。

鼻づまりと鼻水が止まらないので前日娘さんが、

桂枝加黄耆湯と小青龍湯を飲ませてみたらよかったとのこと。

当店で漢方を飲んでいる人には、すべて漢方の選び方を教えているので、

私と同じぐらいの漢方の腕前を身に着けてもらうので

このようなときには、とても助かるのです。

右肩の痛みは、腱がキレているので治らないと整形外科で

言われたらしいが、動かし方をみているとどうやら切れていない様子。

まず血熱を取ることに。101

続いて筋肉の引きつりに使う漢方を飲んでもらうこと10分。

この時点でもう右肩の痛みは、激減。2

とどめはどうしようかと悩んでいたら、手がガサガサ。

本人いわく、水仕事をしているからというが、そうではなく、

そういう体質なので筋系にも効く漢方を飲んでもらうと、71

苦くなく飲め、その後指先が潤ったと大喜び。

「右肩は?」・・・「全然痛くない!」と腕を伸ばしてぐるぐる。

こっちがそんなにまわして大丈夫?と思うくらい。

やはり、腱は切れていたのではなく、引きつっていたと証明できて鼻高々!

・・・つづく