咳7 まとめ

咳の場合、まず肺に熱があるかどうか?

または、肺が冷えているかどうか?を見ます。

その中で燥湿を見分けます。

まとめると・・・

肺熱の咳・・・燥熱→燥実熱→麻杏甘石湯

燥虚熱→麦門冬湯

湿熱→湿実熱→五虎湯、柴朴湯、清肺湯

湿虚熱→竹筎温胆湯

肺寒の咳・・・燥寒→燥実熱→麻黄湯

燥虚熱→麻黄附子細辛湯

湿寒→湿実寒→小青竜湯

→湿虚寒→苓甘味辛夏仁湯

風邪の初期の段階での咳は、肺寒の咳が多くこの段階で

うまく対処すればこじれることがありません。

こじれてくるとこれが難しく、早い段階で治すことが大切です。

こじれた場合は、柴胡桂枝湯や柴胡桂枝乾姜湯などを合わせることもあります。