咳の場合、まず肺に熱があるかどうか?
または、肺が冷えているかどうか?を見ます。
その中で燥湿を見分けます。
まとめると・・・
肺熱の咳・・・燥熱→燥実熱→麻杏甘石湯
燥虚熱→麦門冬湯
湿熱→湿実熱→五虎湯、柴朴湯、清肺湯
湿虚熱→竹筎温胆湯
肺寒の咳・・・燥寒→燥実熱→麻黄湯
燥虚熱→麻黄附子細辛湯
湿寒→湿実寒→小青竜湯
→湿虚寒→苓甘味辛夏仁湯
風邪の初期の段階での咳は、肺寒の咳が多くこの段階で
うまく対処すればこじれることがありません。
こじれてくるとこれが難しく、早い段階で治すことが大切です。
こじれた場合は、柴胡桂枝湯や柴胡桂枝乾姜湯などを合わせることもあります。