生薬
柴胡、半夏、桂枝、芍薬、黄芩、人参、大棗、甘草、生姜、以上9味。
効能・効果
みぞおちの痛みを伴う胃腸炎、微熱、さむけなどのある感冒、かぜの後期、
食欲不振、肺結核、胃酸過多症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性大腸炎、膵炎、
胆石症、肝炎、肝機能障害などの痛み、ネフローゼ、腎盂炎、
肋間神経痛、こめかみの頭痛、関節痛、ノイローゼ、ヒステリー、
てんかん、紫斑病、円形脱毛症など・・・
柴胡桂枝湯は、小柴胡湯と桂枝湯との合方とありますが、
単純にその複合された作用だけではありません。
たとえは、イライラしやすかったり、
興奮して寝られないような神経興奮にも使えます。
この漢方は、みぞおちの痛みや油ものを食べると
もたれてしまうようなタイプの人に使います。
また、風邪の後期で抜けきらないときや咳が止まらないようなときにも使います。
頭痛においては、こめかみが痛いようなときにも使います。
小柴胡湯の人が自分の好きなものを食べ過ぎてしまった時に
柴胡桂枝湯になることもあります。