生薬
山椒、人参、乾姜、膠飴、以上4味。
効能・効果
腹が冷えて痛み、腹部膨満感のあるもの
腸疝痛、急慢性虫垂炎、腸閉塞症、腎臓結石、胆石症、膵炎などの腹痛、腹鳴、
蠕動不安、あるいは腹満嘔吐を伴うもの、胃腸無力症、内臓下垂症、尿道痛、
不眠などで腸の蠕動不安、足冷えがあるもの。
山椒と乾姜は、温める薬味で、冷えた腸の運動を調節します。
膠飴は、急迫症状を緩和し、温性の緩下剤。
人参は、気を補い、山椒、乾姜と協力して気をめぐらすとあります。
体力が衰えている人にみられる症状で、多くは腹に力がなく、
腹壁は軟弱、船底状のこともあります。
または、腹満しているときもありますが、緊張はないものとあります。
特徴は、腸の動くのがわかる人、お腹が冷えて痛み、だるくて疲れやすい人、
便が出なくて、骨盤が重くなる人などにも使います。
どちらかというと腸が冷えや体力が落ちて動かなくなり、腸の中のガスや水が
グルグル動き回ってしまう状態のときによく効果を発揮します。
手術後の体力が低下したときによく使われます。