2017年大晦日  整理の年・・・

2017年大晦日、今年は、日曜日のため休み。

何年振りかに紅白歌合戦をはじめから見ることが出来ます。

2017年は、みなさんにとってどんな年でしたか?

2017年の一文字は、“実”でした。

酉年の酉という字には、熟す、実るという意味があります。

みなさんは今年一年何かが実りましたか?

私の場合は、ユーチューブのコマーシャルを作ったのが

一番の出来事になりました。

また、整理の年にもなりました。

いろいろなものが整理されました。

まだまだ整理しなくてはいけない問題があります。

来年も少しずつ整理していくつもりです。

さて、明日になれば2018年の始まりです。

どんな一年にしようかとワクワクしているのではないでしょうか?

2017年の一年間無事に営業することが出来たのも、

ひとえに皆様のお蔭と感謝しております。

来年も皆様のお役に立てるように頑張りますのでよろしくお願いします。

良いお年をお迎えください!・・・合掌。

清涼飲料水と薬 水またはお湯で・・・

コーラなどの炭酸飲料水は、薬の吸収を弱めるといわれています。

またジュース類では、オレンジ類が血栓薬の

ワーファリンカリウムの効果を低下させます。

他にも制酸薬は酸性の飲料水と一緒に飲むと、

胃に届く前に効き目を失ってしまいます。

怖いのがスポーツドリンクは、カラダによいという勘違い。

スポーツドリンクは、ミネラルであるカルシウムが含まれていますので、

薬の成分を弱めることがあります。

色々と飲み物と薬について書きましたが、

他にも飲み合わせでよくないものもあります。

結論からいうと病院の薬を飲む場合は、水またはぬるめのお湯で飲むことです。

漢方も○○湯と書いてあるものは、お湯に溶かして飲んでください。

漢方は、基本的にお湯に溶かして飲むもので錠剤は、論外になります。

そのような意味から当店ではすべて顆粒で、お湯で溶かして飲めるかどうかを

ひとりひとり確認しながら選んでいます。

 

ジュースと薬  血圧が・・・

グレープフルーツジュースと血圧を下げる薬、不整脈の薬。

グレープフルーツジュースの渋み成分にフラボノイドがあります。

この成分が原因で降圧剤のひとつである「カルシウム拮抗剤」や

不整脈の薬は、効果が強くなって血圧が下がりすぎ、

ふらつきやめまいを起こすことがあります。

フラボノイドの作用は、12時間以上続きますので、注意が必要です。

血圧の薬を飲んでいる人(カルシウム拮抗剤)のめまいの漢方相談で

フラボノイド入りのサプリメントを一緒に飲んでいたことがあります。

そのサプリを飲むのを止めただけでめまいが取れたという経験があります。

また、こんな失敗も。

血圧を下げる薬を飲んでいる人に、続命湯という漢方を飲ませたところ、

血圧が下がりすぎ、めまいやふらつき、しびれが出たこともあります。

血圧を下げる薬を飲んでいる人は、漢方を選ぶ際にも注意が必要なため、

病院の薬を飲んでいる人は、必ず何を飲んでいるかをお伝えください!

カフェインと薬  習慣性があり・・・

お茶やコーヒー、紅茶、ウーロン茶にはカフェインが入っています。

カフェインには、興奮作用があり鎮静薬と飲むと効き目が抑えられてしまいます。

また、カフェインには、血液を固めるために

必要な物質の血中濃度を上げる働きがあります。

そのためワーファリンなどを飲んでいる人は、気をつけなくてはいけません。

しかし、現状では、カフェインの入った飲み物を飲んでいる人がほとんど。

そのほかにも、痛風治療薬、咳止め、交感神経刺激薬などを飲んでいる人も

効果が薄れたり、不眠、不整脈、動悸、ざわつき感などの

症状があらわれることがあります。

カフェインの取りすぎは、死に至ることもあります。

カフェインは、習慣性もあり、取らないとだるくなったり、眠くなったりして

徐々に量が増えてしまう傾向にありますので気をつけてください。

病院の薬を飲んでいる人は、特にカフェインに気をつけてください!

牛乳と薬2 腸で溶ける・・・

抗生物質や便秘薬のように腸で溶けて効き目がある薬は、

牛乳で飲まない方がよいです。

薬にはコーティングしたり、カプセルを工夫して、胃や腸で溶けずに、

大腸で溶けるように作られています。

しかし、牛乳には、胃酸を中和する働きがあります。

そこに薬が入ることで胃酸から守る層が破壊して胃で薬が溶けてしまいます。

つまり、本来の目的である大腸まで届かないからです。

そして、胃で溶けてしまうと副作用がでる場合もあります。

他には牛乳に含まれているカルシウムも問題があります。

抗生物質や抗菌薬の一部、骨粗鬆症の薬は、カルシウムとくっ付きやすく、

くっ付くと体内に吸収されにくくなります。

そのほか、鎮痛剤、胃腸薬なども牛乳と一緒に飲むと、頭痛、吐き気、

下痢などの症状が起こることがあります。

牛乳は、胃によいという認識がある人は、これらの薬を飲む時に

水ではなく、牛乳で飲む人も結構います。

病院の薬は、胃が痛くなるから牛乳で飲んだ方がよいという思い込みをしている人が

多いのには驚きです・・・高齢者に多く見られます。

 

牛乳と薬  ニコチンガムを・・・

禁煙するときに使うニコチンガムと牛乳。

ニコチンは、アルカリ性のときに吸収力があり酸性になれば吸収力が落ちます。

ニコチンガムを噛んでいる間は、牛乳やコーヒー、ジュース、コーラなどの

炭酸飲料を飲まない方が効果的です。

ニコチンガムを噛んでいるのに、全然効かないという人のなかに、

コーヒーや炭酸好きの人が多いのはこのことが原因になっているからです。

その結果かえってタバコが吸いたくなるという人もいました。

名称がニコチンガムというとイメージ的にガムと思いがち。

しかし、形は、ガムになっていますが、医薬品、つまり薬なのです。

薬を飲んでいるという感覚を持つことが大切。

薬を飲んでいるときには、飲食物に注意してください!

薬と飲食物2 抗生物質と・・・・

ワーファリンや一部の拮抗薬もアルコールを飲むと効果が強くなり過ぎ、

中毒症状を起こす危険があります。

さらに抗生物質とアルコールも危険。

セフェム系抗生物質には、アルコールの代謝を抑える働きがあり、

普段の量では何も起こらない人も抗生物質を飲んでアルコールを飲むと、

吐き気、顔面紅潮、頻脈、低血圧、呼吸困難などの症状が起こることもあります。

こんな例も、普段から睡眠薬を飲んで寝ていた人が、

たまたまアルコールを飲んでしまい、

呼吸困難になって救急車を呼んだという話を聞いたことがあります。

腸で溶けるという錠剤やサプリメントでもアルコールと一緒に飲むことで、

溶ける速度が早まることがあります。

病院の薬を飲んでいる人は、アルコールは控えたほうがよいです。

薬と飲食物 アルコールと風邪薬・・・

アルコールと薬について1

お酒好きの人が風邪を引いて、風邪薬を飲み晩酌をする人もいます。

総合感冒薬には、鼻水止めなどの抗ヒスタミン薬が入っています。

抗ヒスタミン薬は、中枢神経を抑制する働きがあり、

アルコールの働きを強めてしまいます。

薬もアルコールも肝臓に運ばれ分解されます。

しかし、同時に入ってくると先にどちらを優先するのか?

それは、薬ではなくアルコールです。

薬は、肝臓で分解されるようになっているため、アルコールの分解で

薬の分解が遅れることで、薬の血中濃度が高くなりすぎて

効果が強く出すぎる場合があります。

風邪を引いて風邪薬を飲んだ日は、アルコールは休肝日と思って飲まないことです。

胸騒ぎ  いたたまれなくなり・・・

40代後半女性が何か怖がるように漢方相談に。

他の人の相談もまだ終わっていなかったので、椅子に座って待っててもらうと。

5分も経たないうちに、椅子から立ち上がり帰ろうとしているのです。

もしかして胸騒ぎ?と思い「胸騒ぎがしていたたまれない感じですか?」

「はい、具合が悪いので出直します」といって帰ろうとするのを、

「具合が悪いから来たのでしょ!5分で治しますから」といって

他の人の相談を中断して苓桂甘棗湯をお湯に溶かし、座って飲んでもらう。

5分後、胸騒ぎとドキドキ、いてもたったもいられない気分が治り、

落ち着きを取り戻したのです。

そして、話を聞いてみると、不安感が常にあり、急に胸騒ぎが起きて

「とうしよう、どうしよう」になってしまうという。

苓桂甘棗湯は、そんなときの漢方ですぐに落ち着きを取り戻せます。

せき 漢方飲んだあとに・・・

30代後半女性の咳の漢方相談。

1か月前に風邪を引き、長引いてしまい、1週間ほど前から

咳が出始めると止まらなくて苦しいという。

喉のあたりにつまっている様子なのでまず39半夏厚朴湯を飲ませると、

鼻水がグジュグジュした音が聞こえる。

もしかして胸に汗がかくのでは?と思い聞いてみると、

「はい!ここ2、3日胸から汗が出る」とのこと。

そこで桂枝加黄耆湯を飲んでもらうと、一瞬は、鼻水が止まるのですが、

まだグジュグジュ音は、消えない。

のどがカサついているというのと出始めると咳が止まらないというので、

今度は、37麦門冬湯を飲ませると、カラダが反応。

カラダがあったかいといって上着を脱いだら、気持ち悪いというのです。

唾液が出てきているというのでもしかしたら吐くかもと思っていたら、

案の定、胃の中のものを全部吐いてしまったのです。

もしかしたら口内炎もできているというので

胃腸に風邪のウイルスがまだいるのかも?

吐いた後は、喉のイガイガも取れ、鼻水もピッタリ。

これで咳も止まってくれればいいのですが・・・

高齢者だと漢方飲んで吐いてしまうと、

もう漢方はダメと思ってしまう人がほとんど。

しかし、この人は、漢方で悪いものが出た!と理解してくれたので有難かったです。

吐かせたり、下痢させたりして治すのも漢方です。