舌の痛み ザラザラして・・・

60代半ば女性の舌の痛みの漢方相談。

半年前から痛く、どこの病院に行っても治らず、

最近は、バナナしか食べられなく10kgも体重が減。

舌がはれぼったく、ザラザラしている。

見せてもらうと、舌苔もなく、ツルツル。

真っ赤にはれ上がって、見るからに痛そう。

5年前に胃がんのため全摘。

それ以来食べるとゲップが出てすぐに逆流してしまうのこと。

手の指の爪を見てすぐに漢方を飲んでもらう。

その漢方は少し甘く、飲んだ後、喉の奥がヒリヒリするという。

10分後、「どうですか?」・・・「なんか歯に当たっても痛くない!」

いただいたブドウがあったので、「ひとつぶ、どう?」と言ってみる。

(やはりまじめな方で私のつまらないダジャレは通じなかった)

「ブドウは大好きなのに痛くて食べてないけど・・・」

食べてみると、「あれっ、痛くない!」

もう一度、舌を見ると、ツルツルが消えたザラザラになり、赤みも少し軽減。

ツルツルしているときは、ザラザラと感じ、

ザラザラに見えるときは、ザラザラが消えたという。人のカラダは摩訶不思議!

・・・勉強になりました。

目を押すと カエルの音? 

頭が炭酸の人の娘、年齢は、20代半ば。

実は、娘さんが先に来てよくなったのでお母さんが来たのです。

漢方飲みだして1週間。

主訴は、食事をするとバクバクと動悸がするとのこと。

ある漢方でだいぶ治まったという。

「お母さんは頭がシュワシュワするそうですよ!」と伝えると、

「私もなります。」(やっぱり親子だな!)

いろいろと話をしていると、

「目を閉じて手で押すと、カエルの音がするんです!」

・・・「炭酸から今度はカエルの音?今やってみて!」

「今日もカエルの音します。」(頭にカエルを飼っているのか?)

そこである漢方を飲んでもらうと、左の目はしなくなり、

右目は、音が7割ぐらい減ったという。

「他に変わった症状はない?」

・・・「あくびをするときアヒルの音がしてみんなを驚かせることがある。」

頭のなかが池か、田んぼなのかな?

アヒルの音を聞いてみたいものです。

頭が炭酸 シュワシュワ?

50代前半女性の漢方相談。

「頭が炭酸みたいにシュワシュワするんです。」

・・・「炭酸みたい?シュワシュワ」(この表現は初めて!)

(炭酸水の飲み過ぎ、ビール飲み過ぎても頭が炭酸にならないな~)

肩から背中にかけて岩のように硬いともいう。

左手がしびれている。

血液のつまりを取る漢方を飲んでもらうと、

「古びたおじいちゃんのにおいがする!」

・・・「とりあえず全部飲んでみてください!」

すると、「段々飲みやすくなってきた。」

10分後、「あれっ、うそ!シュワシュワが取れた!」

左手のしびれも半分に。(心の中でガッツポーズ)

血液の流れが悪くなるといろいろな症状がでるということです。

血液サラサラは、大切です。

漢方相談をしていると、いろいろな表現をする人との出会いが楽しい。

また、頭が炭酸の人来ないかな~!

喉の痛み2 肉極?  

昨日の男性の喉の痛みと声がれのつづき。

これで治せなかったら、申し訳ない気持ちと情けない、

なんとか今回でと焦る気持ちを抑え、どういうことか考える。

下を向いても痛いということは、食道の表面には異常はないが、

見えないところに肉極(ポリープ)があると想像し、

肉極によく使う漢方を飲んでもらうと、これまた少し良いというので

祈りを込めて3日分。(今度こそ?)

3日後、今度は、声もでるようになり、痛みも7割改善。

その後、よく寝られる漢方を3日間朝夕飲んでもらうと、

声も出るようになり、喉の痛み消失。・・・ホっ!!!

やはり、睡眠は治癒力が上がるので最重要項目と改めて実感!

治すのに日にちがかかりすぎ・・・反省!

上咽頭3

喉の痛み1 下を向いても・・・

70代後半男性の喉の痛みの漢方相談。

半年前から喉仏の左側がチクチク痛く、

病院で調べても何もなしとのこと。

紹介されてきたという。(紹介といわれると気合が入るんです。)

はじめは喉に魚の骨がひっかかっているようだったという。

今では、声も出なくなり、下を向いても痛い。

他の症状は・・・

逆流性食道炎、便秘、寝汗、夜間尿5回。

抗うつ剤を2種類飲んでいる。

まずは、半夏厚朴湯を一服。少し改善したので3日分。

しかし、3日後、全然よくならないとダメだし。

次に麻黄附子細辛湯を飲んでもらうと、また少し良いというので3日分。

3日後、全然ダメ(139を飲みたくなるくらい焦る)・・・つづく。

2喉

 

 

左首の寝違え ヒビンバを・・・

50代前半女性の左首の痛みの漢方相談。

漢方飲み始めて3年目、物覚えがよく、

ほとんど私に聞かないでいろいろな症状を治せるようになった人。

今回左首が痛く、何を飲んでも治らないという。

「何を飲んでダメだったの?」

「葛根湯、続命湯、桂枝茯苓丸、小柴胡湯を飲んだ」という。

「もしかして飲み散らかした?」・・・「ですね!」

「では、質問です、昨日の夜何食べた!」

・・・「ヒビンバ!」本人も気が付いた様子。

「今、思った漢方を飲ませますね!」・・・「めちゃ甘い!」

10分後、左首の痛み消失!「それって寝違え?」

・・・「たぶん、取れたから病名はなんでもいいでしょ!」

「わかった!今度は自分で治す!」(なんとも頼もしい言葉・・・いいね!)

喉の痛み 葛根湯を飲んだけど・・・

50代半ば女性の漢方相談。

喉がおかしいのでドラッグストアの葛根湯を飲んだけど、

痛みと違和感は、取れないとのこと。

と言いながらも微かに咳払いをしている。

そこで半夏厚朴湯を一服。

喉回りが温まり、えへん!が治まる。

10分後喉の痛みはどうですか?と聞いてみると、

「突っかかりっているようなものはとれたけどまだ痛い!」

続いて質問、「肩こりはないですか?」

・・・「肩はいつもだから。」(では痛いのね!)

もう一度質問、「どの辺が凝っているの?」

・・・「肩と背中の上のほう!」

しつこく質問、「おしっこは我慢できるほう?」

・・・「おしっこはあまり行かない!」

そこである漢方を飲んでもらうと、

「背中の上のほうが温かい!」

背中のコリはすぐに楽になったようで、目がトロン。

10分後、「喉の痛みはどう?」

・・・「あれっ、いつの間にか治っている。」

熟眠できていなく、少しアレルギー反応が出始めているようです。

さて、アレルギーの反応で喉が痛くなるタイプの漢方は?正解者1000㌽。

 

口内炎 触らなくても・・・

20代後半女性の漢方の看板を見ての漢方相談。

開口一番、「口内炎は、漢方では治らないですよね?」。

(だったらなんで来たの?突っ込みを入れたくなる)

「痛みがすぐとれたら100万円くれます?」

と言うと、「100万円は、ちょっと・・・」、「冗談ですよ!」

(そう言い続ければ、もしかしたら・・・)

下唇の裏を見せてもらうと大きくジュクジュクしている。

じっとしていても痛く、食べられない。

食べると胃もたれがする。

そこで一つ質問、「もしかして便秘では?」

・・・「はい、コロコロ便で便秘薬を飲んでます。」

そこである漢方を一服してもらうと、「お湯みたい!」(100万円いただき!)

10分後、口内炎の痛みは消失!

「口内炎がなくなったのかな!」

・・・「口内炎の傷はそのままありますのでご安心を!」

唇の荒れ 飲まなくなったら・・・

40代後半の不正出血の漢方相談。

その他の症状は、足のしびれ、肩の痛み、食欲不振など。

余分な水をさばき、よい血液を作り、サラサラになる漢方を2週間ほど飲んで改善。

すると、その漢方は、もういらない!という。

具合が悪い時は、指示どおりに飲んでくれますが、

少しでも改善すると、自分で勝手に飲まなくなるという人もいます。

ということでその漢方を抜いてみることに。

すると、2週間後、またその漢方に変えてほしい!というのです。

理由を聞いてみると、その漢方を飲まなくなったら、

唇が荒れて、荒れてどうしようもないとのこと。

確かに見るからに荒れている。

漢方を飲む前に逆戻りですね!というと、

漢方を飲む前は、こんなに荒れなかったというのです。

単に出血のほうに意識があり、気が付いていなかっただけなのです。

漢方は、ひとつの症状の改善だけに効いているわけではありません。

漢方の効き目がわからないときは、一度やめてみることです。

必要な漢方は、自分でわかるものです。

風邪(高熱)  節々が痛く・・・

30代後半女性の風邪の漢方相談。

漢方を飲み始めて5年もすると、ほとんど自分で

漢方を選べるようになります。

今回は、風邪。

いつものように食欲が落ちないのでまず葛根湯を飲んだという。

いくらか楽になったと思っていたら夕方に熱っぽくなり、

腰も痛くなってきたので麻黄湯を飲んだという。

しかし、熱も下がらず、足がそわそわしているとの電話。

そこで質問、「昨晩、右向いたり、左向いたり、眠れなかったのでは?」

・・・「そういえば。」

続いて「今、口の中がなんとなく粉っぽくない?」

・・・「ちょこちょこ白湯を口にしている!」

風邪の漢方セットのなかのある漢方があるか聞くと、2包あるというので、

それを2包と小柴胡湯を飲んで寝てもらうことに。

翌日、ラインで熱も下がり、節々の痛みとのどの痛みも楽になって、

仕事に行けるとのこと。・・・持っててよかった漢方が役に立ち嬉しいものです。

それにしても今年は風邪を引く人が多い気がします。(早々と)