５０代女性の目のかゆみの漢方相談。

首コリ肩こりではじめ来られた人ですが、そちらのほうは、すっかり良くなった人。

胃腸の調子もよく、食欲があり、食べ過ぎてしまうとのこと。

目のかゆみは、目がしらが特に痒いとのこと。

そして、目の奥も重いというので、

「しょっぱいものを食べましたか？」と聞いてみると食べてないとのこと。

この質問は、いつも失敗してしまうので、

こんどは、外食、またはコンビニのお弁当は食べたか聞いてると、

最近、そういえば多いとのこと。

そこで塩分の取りすぎによる症状に良く効く漢方を一服してもらうと。

５分も経たないうちに目の重さとかゆみが消失。

外食やコンビニ弁当などは、どうしても味付けが濃くなります。

その結果として塩分過剰になり、様々な症状がでます。

花粉症は、糖分、塩分、水分の過剰によるものが多いと覚えてください。

２０代女性の動悸が治まらないという漢方相談。

いつもは、苓桂甘棗湯で動悸が起きなくなっていたのですが、

職場の人間関係や家族のもめごとでストレスが異常にかかってしまい、

動悸が治まらず、ついには過呼吸になってしまったとのこと。

このような症状に突発的で腹に動悸が強ければ苓桂甘棗湯がよいとされている。

しかし、それで治まらないような場合は、お腹を収めなくてはいけません。

当店に来てもまだ動悸があるというので、腹が動いてしまいその動揺が、

胸まで上がってきていることが考えられます。

そこで質問。

「過呼吸になる前に涙が出て止まらなかったのでは？」

「そうなんです。泣きじゃくってしまったの！」

こんなときに使う漢方を一服してもらうと。

「甘くて美味しい！なんかホッとする！」とため息。

ため息が連発するときにも良く使う漢方でもあります。

これで間違いないと確信して１０分後。

「やっと動悸が治まった！」と安心された様子。

今回の問題はすぐに解決するようなことではなかったので、

１週間分を１日３回しっかり飲んでもらうことに。

「生きる上で腹をすえる」ことは大切なことです。

３０代女性のフワフワ感の漢方相談。

５年ぐらい前から胃腸の調子が良くなく、食欲もでないし、

食べると気持ち悪くなってしまうと最初の相談でした。

また、腸がグルグルと音がして恥ずかしいのでならないようにとのこと。

胃腸の調子を整える漢方を飲んでもらうも胃腸の調子がよくなると

今度は、フワフワとした感じで気持ち悪いというのです。

逆にフワフワした感じがない時は、胃腸の調子が悪くなるのです。

いろいろと漢方を飲んでもらうも来た時よりは調子が悪くなる回数は少なくは

なったものの、どうしてもすべてがスッキリとはしませんでした。

もしかしたら腎の弱り？からくるフワフワ感なのかと気づき、

腎を補う漢方を飲んでもらうと、フワフワした感じがよくなったのです。

これで胃腸の調子もよくなればよいのですが！

高校１年生の女子の漢方相談。

毎年この時期になると花粉症で目がかゆくなるとのこと。

花粉症またはアレルギーで目がかゆくなるといってもいろいろあります。

目がしら、目尻、目のふちなど・・・

この子の場合、目玉自体がかゆくなるとのこと。

当店に来ても目をパチパチしているのでこれは興奮性のものと思い、

質問を開始。

「目薬を良く使う？」

「はい！」

「目玉を取り出して洗いたい？」

「いつもこの時期アイボンでジャバジャバする！」

「どこかしら肌がカサついている？」

「すねと背中の一部分がカサつく」

下腹部の氣不足と頭部に上衝して神経が高ぶりやすいものに使う漢方を一服。65

「甘くておいしい！こんな漢方って飲みやすいの？」

「カラダに合う漢方は飲みやすいものなんです！」

そして５分後、カラダは温かく、少しお腹が痛かったのがなくなり、

視界がクリアになってかゆくなくなったとスゴイの連発。

生理痛もあるらしくいつも鎮痛剤で痛みを抑えていたとのこと。

おそらく生理痛もなくなるはずです。

この漢方で生理痛も解決するか来月が楽しみです。

３０代女性の冷えむくみの漢方相談。

35当帰芍薬散と15柴胡加竜骨牡蠣湯で今までうまくいっていたのですが、

15柴胡加竜骨牡蠣湯がまずく飲みたくないとのこと。

１時間ほどいろいろな話をしてみてもこれといってヒントがなく困っていたのです。

しかし、意外なところにヒントがあったのです。

体調が良い時は、もっとおおらかで気にしないタイプだったというのです。

それが体調を崩してから神経質になったということでした。

そこで質問「最近、何かが吹っ切れたことがあったのではないですか？」

「そういえば、ある！」

この答えと冷えむくみがいつもよりひどく、便秘もひどいとのことを考慮して、

ある漢方を飲んでもらうと、以前は、まったく苦くて飲めなかったのが、

「味がない！」33

１０分後、足まで温かいといってその後１時間の間に２回トイレに・・・

これで冷えとむくみは改善し、大便も出たというので

まずくなるまで飲んでもらうことに。

これがまずくならなければ、この人の本当の証を得たことに。

２０代後半女性の生理痛の漢方相談。

漢方を飲み始めてしばらく生理痛が楽になっていたのですが、

今回の生理痛は、いつもの漢方で取れないというのです。

「最近、チョコなどの甘いもの多くない？」

「だって美味しんだもん！」

「仙腸関節と坐骨が痛いのでは？」・・・「そう！」

チョコや甘いもの、刺激物を食べ過ぎると痛くなる人はたくさんいます。

そんなときに良く効く漢方を飲んでもらうと、「ちょっと飲みにくい！」

普段は飲むのを止めて別の漢方にするのですが、今回は「我慢して飲んで！」

５分も経たないうちに腰の痛みは消失！

甘いものを食べたくなる気持ちは良くわかるのですが、

甘いものは習慣性になりやすく、

禁断症状も出るので一度「糖質断食」を３日間してみることです。

バレンタインデーは、男性の日ではなく、

女性にとってもチョコの試食するいい口実になるので

どうしても食べ過ぎてしまいます・・・ご注意を！

６０代後半の女性の坐骨神経痛とひざの痛みの漢方相談。

夜の立ち仕事を何年もやっているので、最近、腰とひざが痛く、

整形外科で坐骨神経痛と変形性膝関節症と診断。

診断名は、ついたものの結局痛み止めしなく、運動しなさいとのこと。

しかし、半年以上もいろいろ通ったが一向に改善しないとのこと。

実際にひざを見て観ると、明らかにむくみがあるので、

「ひざの水を抜いたことがありますか？」と聞くと、

「何回も抜いた！」「今は、水がたまってないと言われた」とのこと。

私には、熱はもうなく、余分な水がたまっているようにしか見えないのです。

そこでひざ痛に良く使う漢方を飲んでもらうと飲めたので

１週間飲んでもらうことに。

また、坐骨神経痛やひざの痛みによく効く、整体を自分でやってもらうことに。

そして、一週間後、「だいぶ膝の痛みが楽でひざが小さくなってきた！」とのこと。

見せてもらうと、「小さく？」と言われたのに納得。

むくみがなくなったからです。

これでお腹の中の余分なモノが５キロほどなくなってくれれば、治るはずです。

３０代半ばの女性の漢方相談。

１８歳のときに摂食障害になり、それ以来病院に入院したり退院したりを繰り返し。

血圧も下がり、下痢、嘔吐、むくみがひどくなったとのこと。

現在は、食欲がなく、食べるとお腹と胃が張り、むかむかするというのです。

飲んでいる薬は、５種類、かれこれ１０年以上は飲んでいるという。

見るからに漢方は入らないので長期戦になるのは致し方がないところ。

問題は、本人がそれだけ根気よく？病院に通ったように通ってくれるかが問題。

もしかして冷たいものしか飲んでいない、または喉に通らないかもと思い、

聞いてみると、やはり、お湯は、すこししか飲めないとのこと。

いくつか漢方を飲んでもらうも湯呑み1/3ぐらいでもうダメという。

このような場合は、いったん薬を止めてもらうのが一番の近道。

しかし、それができない精神状態なので病院の薬との併用しかないので

どうしても治りが悪く、時間もかかってしまうわけです。

とりあえず１日に１包からはじめてみることに。

お腹の張りや、むかむかに効く漢方が飲めるようになるのはいつになるか？

それまで通い続けてくれるかどうか？

まずは、「早く治したいという焦り」を取る漢方から始めることに。

この漢方で焦らないようになってくれることを祈るばかりです。

３０代前半女性のつわりの漢方相談。

２人目の妊娠がわかりと同時につわり。

唾液が出てきて気持ち悪く、だるいとのこと。

１人目のときも産むまでつわりに悩まされたとのこと。

つわりの漢方というと半夏厚朴湯が有名ですが、

実際には、それだけでつわりが改善しない場合が多い。

また、赤ちゃんが大きくなるごとに漢方が変わってしまったことも多々あります。

とりあえず39半夏厚朴湯を飲んでもらうと、「これなら飲める！」

ということは、「冷たいものでないと飲めないのでは？」

「温かいものを飲むと気持ち悪くなるので冷たいものばかり！」

よって胃腸が冷え、唾液が出るのは、冷たいものが原因と判明。

漢方を飲んで５分もしないうちに気持ち悪さとだるさが一気に解消！

１８歳男性のニキビの漢方相談。

遠方からの紹介なのでなかなか電話でのやり取りには限界があるものです。

１か月ほど漢方を飲んでもらい少しはニキビの数が減ったものの

すっかり綺麗になってはいないので漢方が

ど真ん中でないようなので来店してもらうことに。

赤ら顔でのぼせがあるというので血熱を取る漢方を飲んでもらって

すぐに飲めなくなるかと予想したものの一番飲みやすいとのこと。

その割には、ニキビが完全にはなくなっていないので何かがあると判断。

そこでそろそろ花粉症の時期なので花粉症の症状があるか聞いてみると、

「花粉症の時期になると鼻水がポターンと垂れて止まらなくなる！」

花粉症のときに飲む漢方も欲しいというので、81麻黄附子細辛湯を飲んでもらうと、

「味がしない」と言って飲み終えるや否や、「鼻づまりが治った！」と一言。

花粉症のときの鼻水はこれで決まり。

次に体質的に治さなくてはと思い質問をしてみることに。

「甘いものは食べていませんか？」

「はい、ニキビにも良くないといわれたのでチョコは食べていない！」

スポーツをしているので何か意識して取っているものはないか聞いてみると、

「毎日、ヨーグルトとジュース、牛乳、プロテインを飲んでいる」との答え。

アレルギー体質になる要素は、たっぷりあり、ニキビも関係があるようなので

一度やめてみることを提案。

これでニキビと花粉症が治ってしまうといいのですが・・・