夜間尿  翌日1回に・・・

30代後半の頭痛が改善した人の翌日の変化。

前日、頭の中がヒリヒリする痛みと重みが改善して、

寝る前にももう一度漢方を飲むように指示。

翌日、今まで夜4~5回夜中にトイレに起きていたのが、

昨日は、1回になった!とのこと。

そこでまた質問。

「ふくらはぎがつることはない?」

「最近、毎日のように朝方になるとつります!」・・・やはり。

そこで筋肉の引きつりに良く使う漢方を飲んでもらうと、「甘い!」

前日に出した漢方とあわせることで、ふくらはぎのつりも治まり、

昼間の頻尿と夜間尿も改善していくことでしょう!

そして、余分な水が原因による頭痛も改善すると思われます。

ヒリヒリする頭痛2  今度は頭の中が・・・

昨日のヒリヒリする頭痛のつづき。

ヒリヒリが消えてきたら今度は、「頭が重い!」というのです。

えっ!まだ解決しないのか?

こういう時は、裏に何かが隠れている場合がほとんど。

いずれにしても余分な水が原因であることは明白。

そこで水に関する質問。

「もしかして夜寝ると何回かトイレに起きる?」

「4~5回ぐらい毎日起きる」というのです。

昼間もトイレが近いというのです。

これは明らかに腎が弱っている症状。

まだ30代後半と若いのに珍しいことと言えば珍しい。

おそらく本来の体質的なもの。

夜間尿に良く使う有名な漢方を飲んでもらうと

頭の中の重みが嘘のように消えた!と大喜び。

以前にこのような頭痛のあと3週間も入院したことがあるので、

また入院かと思ったという。

腎の弱りが頭痛になることはあまり知られていませんが、水をさばく臓器は、

腎なのでおおもとを強化するほうが実は頭痛を起こらなくなる近道とも言えます。

ヒリヒリする頭痛1  はじめての表現…

30代後半女性の頭痛の漢方相談。

頭の中がヒリヒリして痛いというのです。

「ヒリヒリ?」この言葉は初耳。

どういうことなのか?

以前に頭皮がヒリヒリして触れないほど痛いという人が何人か治したことがあるので

同じ漢方ではどうなのか?と試しに飲んでもらうと。

「甘くて美味しい!」・・・当たりかな?

結果、改善せず。

他にヒントになる表現はないか聞いてみると

「光がまぶしくて目が開けてられない!」というので

それを改善する漢方をもう一服。

やはり10分たっても改善せず。

今度は、私が質問、「頭の中が締め付けられている感じはしない?」

「そういわれてみればする!」・・・これで解決すると自信をもってさらに一服。

今度は、5分も経たないうちに「あっ?ヒリヒリが消えていく・・・」新たな発見!

首筋の張り  血圧も上がり・・・

70歳女性の首筋の張りの漢方相談。

ほかには、手足の引きつれ、腰と膝の痛み、坐骨神経痛などの症状があるという。

5年ほど前から病院で補中益氣湯を飲んでいるとのこと。

今年の1月より血圧も上がり降圧剤も飲んでいるとのこと。

生活習慣は、毎晩缶ビール500mlを2本飲んだあとに焼酎を2杯飲むという。

70歳でそれだけ毎日飲めるということはかなり肝臓が強いようです。

しかし、強いがゆえに肝臓の弱りが、筋腱に症状をもたらしていると思われます。

油ものを食べてもたれがないか聞いてみると、やはりすぐに胃もたれするという。

それを証明するかのようにコレステロールも高いという。

となるとなぜ病院は5年もの間、補中益氣湯を出し続けていたか不思議。

ようするにこの漢方は、この人に合っていないということ。

私がこの漢方を出していたら1週間で私のところにはこなくなってしまうでしょう!

それだけ病院が出すものは間違いないと思い込んでいる人が多いのは羨ましい限り。

そこで本題、これだけアルコールを毎日飲んでいるということは、

血液が汚れ熱を持っていると考えます。

そして、首筋が張り、血流が悪くなり、高血圧にもなっているのです。

そこで血液の熱をとり、血流をよくする漢方を一服してもらうと、

10分ぐらいで首筋の張りは、改善。

次回は、コレステロールが下がっていく漢方を見つけるつもりです。

慢性左肩のコリ  水分過多に・・・

30代半ば管理職の女性の漢方相談。

上司のいうことには逆らえず、部下の指導もしたりと

中間管理職の精神的負担は、かなりのものがあります。

そのストレス解消を何でするかが問題。

甘いものをたくさん食べる?

アルコールに走る?と人様々です。

この人の場合は、甘いもの+アルコールを毎日飲むとのこと。

急性の左肩の痛みは、小青竜湯だけでほとんど改善します。

しかし、慢性の左肩のコリ、特に何年もそのままの状態にしておくと、

コリもだんだん深部に入り込んできます。

そうなると小青竜湯だけでは、なかなかスッキリとはしないもの。

精神的緊張やイライラを取る漢方との併用が必要となります。

そこにアルコールが毎日飲んでいるとなると肝臓の負担を考えなければいけません。

氣の滞りをとり、肝臓の弱りを改善し、

余分な水分を取除くような漢方が必要になります。

慢性腹痛?  精神的動揺からくる・・・

20代前半女性の腹痛の漢方相談。

以前にも腹痛の相談のとき9桂枝加芍薬湯で改善したことがあるのですが、

今回は、頻繁にお腹が痛くなるというのです。

昨日の腹痛は、食べ過ぎ、風邪などからくる胃腸の疲れが原因。

前回来た時は、頓服的に漢方を飲めばよいと私も判断していました。

しかし、よくよく考えると別の原因が隠れているようなのでいろいろ質問。

「胸騒ぎや動悸することがありますか?」

「今日、まさしく胸騒ぎがしてスッキリしない!」というのです。

学生から社会人になって仕事にも少し慣れていろいろ任されて

自分で判断してやるようになった時期でもあり、責任も持たされるようになると、

知らず知らずのうちに精神的ストレスが原因で自律神経が乱れることがあります。

そのような状態のときは、頓服的に漢方を使うより、

精神的不安や恐怖から解放されるような漢方が必要になります。

そのままの状態を何も対策をしないでいると慢性の腹痛になります。

どうにもならなくなり、病院に行くようになるころには

潰瘍性大腸炎やクローン病などの難病と命名されることもしばしば見受けられます。

そうならないように今のうちに対策をすることが最も必要です。

しかし、人は、ひどくなり懲りないと気がつかない生き物。

そこでどうしたら気づいてもらえるかが日ごろのなやみでもあります。

お腹の痛み  食べると痛くなる・・・

高校3年生の女の子の腹痛の漢方相談。

食べるとお腹が痛くなり下痢をするという。

いつもは、9桂枝加芍薬湯でよくなるのですが今回は、ダメという。

よくよく聞いてみると、1週間ぐらい前に風邪を引き、自分で黄芩湯を

飲みいったんは、改善したらしい。・・・自分で黄芩湯を飲むのがスゴイ!

他に何か変わった症状はないか聞いてみると、

右の目がチカチカするというのです。

以前にもそんなことがありました。

右の目の左下のほうに湖?が見えてチカチカするというのを

続命湯一発で解決したことがあるのでそれは飲んでいるのに

今度は治らないというのです。

これらのことからお腹の芯が冷え切ってしまったと判断し、

お腹を温め、抜けきらない風邪や下痢を治す漢方を飲んでもらうと、

「お腹にカイロを張ったみたい!」

5分後、お腹の痛みと目のチカチカが取れたのです。

2018年2月   お知らせ

2018年ももう一ヶ月が過ぎました。

正月に立てた目標もどこへえらになっていませんか?

暦の上ではあと3日で春。

1月18日から2月3日までが土用。

この時期にお粥でも食べて胃腸を整えると快適な春を迎えることが出ます。

しかし、寒波到来でどうしても味の濃いもの、高カロリーのものが

欲しくなりますので、カロリーオーバーにならないように

カラダを動かしましょう!

今日も雪が降ってきましたのでもし積もったら

朝早く起きて雪かきをするのもいいかも。

 

整体教室休講・・・なし

補講・・・・・・・なし

 

今月のテーマ 【花粉症の漢方1】

日時・・・2018/2/25(日)

時間・・・10:00~12:00

参加費・・3,000円 会員1000円

※花粉症の辛い症状の漢方選びと整体を学びます。

 

参加申し込みは、クスリのウエノTel0277-20-4788(12:00~19:00)

私の携帯電話を知っている人は、携帯へ!

≪今月のことば≫

“平穏無事”

何事もないことが ありがたいことなのです。    よしひろ