実証の人は、病気と闘うエネルギー量が多いので陽病になると考えがちですが、
病気に対してなんらかの理由でエネルギーは持っているもの、
それを出すことが出来ないときがあります。
そんな時は、陰病の状態になります。
同様に虚証の人は、保有しているエネルギー量が少ない人でも、
ありったけのエネルギーを使い、病状に立ち向かうときは、
陽病の症状が出てきます。
まとめると、実証も虚証も三陽、三陰の六種類の病状があり、
合計12種類の病状があるということになります。
そのなかで古方では、漢方を選んでいきます。
たとえば、実証体質の太陽病だとか、
虚証体質の少陽病とか分けて漢方を選びます。