11歳男子の風邪の電話での漢方相談。
39.0℃の高熱、頭痛とカラダが熱い熱いとのこと。
「汗が出てますか?」
・・・「出ていない。」
子供の高熱というと、麻黄湯を使うことが多いですが、
頭痛もあって熱がっているということなので、
まず葛根湯を飲んでもらい、次に、脱水予防の意味も含めて、
ある漢方と次に飲めたら小柴胡湯を飲んでもらい様子を見ることに。
(子供が高熱を出すと脱水しやすいため)
1時間後、熱が37.5℃に下がり、頭痛も言わなくなり、寝てしまったと電話。
翌朝、食欲がなかったら、桂枝湯、あれば葛根湯。
そして、小柴胡湯を飲むように伝えたのです。
翌朝、電話があり、熱も下がり朝からお腹空いたといって
朝ごはんも食べたとのこと。
「漢方は、飲みたくないというのですがどうしましょう!」
・・・「治ったから必要ないのでは・・・様子をみましょう!」
子供は、カラダの声をよく聞くことができ、
治れば、漢方飲みたくなくなるものです。
そこは、逆らわないことが大切です。