腹痛  下腹を押さえて・・・

60代男性、下腹ポッコリの人が下腹を押さえて来店。

腹痛が治る薬が欲しいとのこと。

当店は、漢方専門の店であることを伝え、漢方を飲んでもらうことに。

便秘や下痢で腹痛があるわけではなく、ただ単にお腹が痛いとのこと。

こんな時に使う便利な漢方は、9桂枝加芍薬湯。

早速、飲んでもらうと「漢方ってこんなに甘いの?」と不思議な様子。

早く買って帰りたいそぶりが見られたので飲み終えてすぐ「痛みは?」と

聞いてみると「今日はそんなに痛くなかったので!」というのです。

あれっ?さっきまで痛くてお腹を押さえていたのに・・・

結構このタイプの人多いのです。

というよりのど元過ぎればなんとやらというのもあるのと、

“漢方がそんなに早く効くわけがない”とう思い込みから

そう言わざるをえないのかもしれません。

いずれにしても痛みが治まったので私の仕事は、終了。

JPSでは桂枝加芍薬の番号が9なのでとても説明がしやすい。

「キューと痛くなったら9番を飲んでね!」といつも説明している。

これは冗談ではなく、本当に良く効くのです。

腹痛だけでなく、頭痛、腰痛、胃痛、歯痛などにもよく効いく薬方です。

それにしても桂枝加芍薬湯を9番とつけた人は、

漢方を良く知っている人かもしれません?・・・あっぱれ!