生薬
葛根、麻黄、生姜、大棗、桂皮、芍薬、甘草。以上7味。
効能・効果
感冒、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み、僧帽筋のコリ、
肺炎、脳炎、リンパ腺炎、中耳炎、扁桃炎、口が開かぬもの、結膜炎、
皮膚炎、じんましんなどで発赤強く分泌のないもの、急性腸炎などなど・・・
葛根湯は、桂枝湯に葛根、麻黄が加わっただけですが、
桂枝湯とはまったく別物になります。
桂枝湯も風邪の初期によく使いますが、肌が汗ばむ傾向があり、
食欲も落ちてしまいます。
一方、葛根湯は、汗はかきにくく、食欲も落ちず、首筋、僧帽筋がコリます。
カラダをよく動かし、筋肉もあり、熱を上げる体力もあります。
最近の傾向として、肉体労働をしていない人は、筋力、体力が落ちている人、
胃腸虚塾の人は、葛根湯よりも桂枝湯です。
店頭でも明らかに桂枝湯の人が、コマーシャルやテレビ番組の影響で
風邪を引いたら葛根湯と思い込んでいる人が数多くいます。
肉体労働者以外は、風邪を引いたら桂枝湯から始めた方が間違いがありません。