桂枝加竜骨牡蠣湯  眼精疲労に・・・

生薬

桂皮、芍薬、大棗、生姜、甘草、竜骨、牡蠣、以上7味。

効能・効果

虚弱体質で疲れやすく、興奮しやすいものの次の諸症状:

精神不安、不眠症、眼精疲労、性的ノイローゼ、インポテンツ、夢精、

夜泣き、小児の夜尿症、小児痙攣、ふけ、脱毛など。

桂枝湯に竜骨、牡蠣を加えたもの。

竜骨は、古代の哺乳動物の化石で、牡蠣は、牡蠣の殻です。

科学的には、どちらもカルシウム質を主成分として、

鎮静、強壮の効果があると言われています。

また、竜骨には、アミノ酸かと思わせる成分とともに

未だわからない成分も含まれています。

牡蠣は、単にカルシウムとしてだけでなく、漢方では、堅いものを軟らかくして、

心窩部のつかえや動悸を治す効果もあります。

パソコン、スマホ、液晶テレビ、ゲームなどの普及により、

眼精疲労によく使います。

また、眼精疲労からの首こりなどにもよく使い、夜中に目が何度も覚めてしまう人、

眠りが浅く、自律神経興奮症の人によく効きます。

ポイントは、自覚あるなしにかかわらず、

感情の浮き沈みの幅が大きい人の様々な症状、

頭痛、不眠、首こり、肩こり、目の痛みなどが特徴です。

男性不妊症にもよく功を奏します。

人工光を浴びる現代では、欠かせない漢方でもあります。

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