甘草瀉心湯  不眠に・・・

生薬

半夏、乾姜、人参、大棗、黄芩、甘草、黄連、以上7味。

効能・効果

みぞおちがつかえた感じのある次の諸症:

胃・腸炎、口内炎、口臭、神経症、不眠症

半夏瀉心湯の甘草を1g増量した処方です。

半夏瀉心湯は、食べ過ぎたり、食欲がなかったり、お腹がゴロゴロなったり、

ゲップがでたり、おならがでたりして、消化不良症状がひどいものとあります。

これに精神不安があり、不眠が加わるとこの甘草瀉心湯になります。

下痢のとき、軟便ぐらいならば半夏瀉心湯で水溶性の下痢の場合には、

甘草瀉心湯を使います。

精神不安や不眠の他、幻想、幻覚、多夢、夢遊、強迫観念などにも使われます。

主な原因は、温かいものしか食べてなくても胃が冷えてしまい、

熟眠ができていない人が甘草瀉心湯でよくなります。

DSC_1815