生薬
半夏、乾姜、人参、大棗、黄芩、甘草、黄連、以上7味。
効能・効果
みぞおちがつかえた感じのある次の諸症:
胃・腸炎、口内炎、口臭、神経症、不眠症
半夏瀉心湯の甘草を1g増量した処方です。
半夏瀉心湯は、食べ過ぎたり、食欲がなかったり、お腹がゴロゴロなったり、
ゲップがでたり、おならがでたりして、消化不良症状がひどいものとあります。
これに精神不安があり、不眠が加わるとこの甘草瀉心湯になります。
下痢のとき、軟便ぐらいならば半夏瀉心湯で水溶性の下痢の場合には、
甘草瀉心湯を使います。
精神不安や不眠の他、幻想、幻覚、多夢、夢遊、強迫観念などにも使われます。
主な原因は、温かいものしか食べてなくても胃が冷えてしまい、
熟眠ができていない人が甘草瀉心湯でよくなります。