40代前半女性からの電話での漢方相談。
漢方歴8年のベテランさん。
朝から頭全体が重く、だるいので
五苓散を飲んでみたけど改善しないとのこと。
食欲もないので熱中症かもしれないと不安だという。
「首の後ろが凝っていない?」
・・・「昨晩、枕が合わなかった!」
「では、続命湯を飲んでからもう一度五苓散を飲んで!」
・・・「あっ!続命湯なくなっている!」
「この暑い時期、続命湯切らすんかい!知らんがな。」
・・・「そんなこと言わないで!」
しかたないのである漢方と当帰芍薬散と人参湯があったので
飲んでようすを見ることに。
1時間後、電話があり、頭痛もなくなり、だるさも取れたとのこと。
念のためもう一度五苓散を飲んで仕上げとくことに。
このようなときは、漢方の生薬構成も知っていると、
そこそこ応用が利くものです。
みなさん、五苓散はもちろんのこと、続命湯も切らさないようにしてください!