スクレオスチンはどんなもの?
の前に骨の代謝について・・・
私たちの骨は、常に作り替えられています。
大人では、3~5年で全身の骨が入れ替わる。
これは、新しく強い骨を作ることで疲労骨折を防ぐため。
骨の中には、骨を作る細胞と壊す細胞がいます。
作る細胞を骨芽細胞、壊す細胞を破骨細胞と呼んでいます。
この作り替えのバランスが崩れると骨粗鬆症になります。
では、どうやってバランスを取るのか?
それは、骨細胞が作り替えの指示をしています。
指示する物質をメッセージ物質と呼んでいます。
このメッセージ物質の一つがスクレロスチンで、
骨の量が多くなりすぎないように、骨を作る骨芽細胞の数を減らします。
しかし、このスクレロスチンが出すぎると、
今度は、骨量が減りすぎてしまうわけです。
では、なぜスクレロスチンが異常発生してしまうのか・・・つづく。