副鼻腔炎 鼻と喉の間に・・・

60代半ば女性の副鼻腔炎の漢方相談。

鼻と喉の間がなんかがあって変な感じがする。

これからの時期、後鼻漏のため咳がでる。

首から上の汗がすごい。

外反母趾もあり、へバーデン結節とも言われた。

後鼻漏もあるのでまず半夏厚朴湯の証があるのは間違いなし。

つづいて桂枝加黄耆湯っぽいのですが、いろいろ質問すると、なんか違う気がする。

そこで質問、「ふくらはぎがつることはありますか?」

・・・「しょっちゅうつります。」

桂枝加黄耆湯によく似た漢方を一服。

すぐにお腹が温まり10分後鼻と喉の間の違和感消失!

お腹に効く漢方と覚えるのではなく証があえば何でも治るということです。

 

生理時の頭痛 割れるように・・・

30代後半女性の生理時の頭痛の漢方相談。

10代後半から生理時にはお腹と腰、頭が痛くなり鎮痛剤を

常用していたのですが、最近、1日3回飲んでも効かないという。

「割れるように頭が痛いんです!」

容姿は色白やせ型、第一印象は、当帰芍薬散タイプかと。

まずお腹と腰がサンドイッチ状に痛いということで定石通り、

小建中湯を一服してもらうとお腹と腰の痛みは、すぐに消失。

冬は冷えむくみもあるというので当然当帰芍薬散を一服。

「味はまったくない!」

・・・これで決まりかな?

余裕をかましていたら、10分たっても割れるような頭痛はなくなったものの

相変わらず、痛い!という。(あれっ?まさか・・・)

そこで質問、「冬、車乗っているときにひざ掛けしますか?」

・・・「夏でも事務所がエアコンで寒いので、ひざ掛けしています。」

先ほど飲ませた漢方は合わせれば同じような処方になるんだけどな?

と思いながらも、ひざ掛けが手放せない人によく使う漢方を一服。

すると、5分もたたないうちに頭痛がみるみるなくなり、

「頭、スッキリしました!」(やはり、これなんだ!)

似たような処方ではなくてピッタリの漢方でないと

切れ味は変わるものということを改めて学んだのです。

さて、飲ませた漢方は?

 

喉のつまり 喉を押されているよう・・・

40代女性の喉のつまりの漢方相談。

喉に何かがあるのと押されている感じがするとのこと。

普段、半夏厚朴湯と桂枝茯苓丸を飲んでいる人。

土日でどこか遊びに行ったか尋ねると、旅行に行ったという。

咳払いも痰が切れなそうな感じだったので、まず越婢加朮湯を一服。

「甘くておいしい!」・・・旅行で味の濃いものをたらふく食べたのだから当然。

すると喉のつまりは取れたもののもう一つ、残っている感じ。

「まだ、少し喉を外から押されている。」(エッピだけでは取り切れないか?)

仕方ないので、とどめの漢方を飲んでもらうことに。

すると5分後、「押されているのが取れました!」

さて、その漢方とは?正解者500㌽。

ヒント・・・この人は、もともと更年期障害で汗が止まらない人。

1喉

指のこわばりと痛み リウマチといわれ・・・

40代半ば女性の手の指のこわばりと痛みの漢方相談。

指の形を見ると本来のリウマチの雰囲気がない。

服用薬は、リウマチの薬と安定剤。

いつものように試飲を進めていって温経湯で

腰が軽くなったというので最後は、越婢加朮湯で仕上げようと一服。

しかし、まずくて飲めない!という。

肌質から言ってエッピでない感じが的中。・・・こんな予感は的中してほしくない。

さて、どうしよう!

気をとりなおして直感で改めて質問、手足がやけに冷たいといっていたな!

「歯ぎしりしているといわれたことは?」

・・・「ないですけど右の奥歯がかけたことがあります。

またときどき手が震えるという。

なるほどそういうことか!

そんなタイプの人によく使う漢方を飲んでもらうと。

お茶みたくて飲みやすい!・・・決まりかな。

10分後手足が温まり指の強ばり感と痛みが取れてきたとのこと。

・・・少し焦ってしまったな(反省)

 

膝裏の痛み 立ち上がる時に・・・

70代女性の右膝裏の痛みの漢方相談。

「どんなときに痛い?」・・・「立ち上がる時に痛いんです。」

とこが痛いのか触ってみると、右足の膝裏の内側。

そこで質問、「便は一日に何回位出ます?」

・・・「2回から3回出ます」

胸板と肩ががっちりしていたので膝裏によく使う漢方を一服。

味はお茶みたいという。

5分もたたないうちに肩が下がったのを見て

「ちょっと屈伸してみて!」

・・・「あれっ、さっき痛かったのに!」

膝の裏の痛みは何人もその場で治しているのですが、

治ると来なくなってしまう人がほとんど。

さて、どうなるか?・・・楽しみして待ちます。

右膝裏

 

首回りの湿疹 脂肪肝と言われ・・

50代半ば女性の首回りの湿疹の漢方相談。

以前、左肩を小青竜湯で治したことがあり、

一度ダイエットにも挑戦したが途中であきらめてしまった人。

今回は、さらに太ったせいもあるのか脂肪肝と診断される。

さらにやせないと肝臓がんになる!と病院で言われたらしい。

(お医者様に言われるとだれしも真剣になります。)

そして今回、湿疹がでてかゆくてしかたないのでまた漢方を

飲むことにしたという。

首回りの湿疹ということではじめは黄耆建中湯を飲んでもらうことに。

1週間後来店、少しかゆみは治まったがまだ湿疹は取れない。

以前左ひざに水がたまり、今では正座ができないという。

そこで膝関節症によく使う漢方を1週間試すことに。

すると今度は、かゆみもなくなり、湿疹もなくなったという。

さらに少し痩せたと嬉しそう。(むくみがとれるので体重は減ります)

さてどの漢方でしょう?

ヒント・・・桂枝加黄耆湯ではありません。もう一つの黄耆剤です。

 

全身のかゆみ 耳の中もかゆくて・・・

40代前半女性の全身のかゆみの漢方相談。

5年前に全身に蕁麻疹が出てから抗アレルギー剤をずっと飲み続けているのに

最近は、かゆみが止まらずさらに耳の中もかゆくてしょうがないという。

来店時も両腕と左耳の中がかゆいという。

そこで質問、「虫刺さされのあとが残らない?」

・・・「すぐケロイドになっちゃう!」

肌質は、汗ばんでいる感じ、

肛門もかゆくなるというのである漢方を一服。

そして、10分後、「かゆみは?」・・・「いいみたい!」

このタイプの湿疹は、自分の汗でかゆくなってしまうのです。

本人いわく、汗っかきでないというが、脇とか胸とかある一部分に

汗が集中してでてしまうのです。

さて、飲ませた漢方は?正解者500㌽。

ダイエット ここに来れば・・・

60代前半女性のダイエットの漢方相談。

ここに来ればやせられる!と言われてきました。

「来ただけでは痩せられません、脳を変えてもらわないと!」

というと「どういうこと?」

「ダイエットは簡単です、太る脳をやせる脳に変えていきます。」

というと怪しいものでも見るようにこちらを見るのです。

ダイエットがうまくいかない人は、疑い深い人が多い!

その前に不快な症状がないか?聞いてみると・・・

・ひざの痛み。

・のどの奥に何かがありしめつけられているよう。

・外反母趾

まず半夏厚朴湯を飲んでもらう。

のどは少しいいけどまだ何かがあるという。

そこで質問、「お酒飲みますか?」(見るからに飲めそうだったので)

・・・「毎日飲んでいます。」

ということは膝の痛みは、防已黄耆湯ははずれ外反母趾と

のどの違和感も考えてある漢方を飲んでもらうと。

「とても甘い!砂糖湯を飲んでいるみたい!」・・・そこまで甘いか?

決まりだなと心の中でガッツポーズする準備をしながら、

聞いてみると、「喉は?」・・・「あれっ!いいみたい。」

続いて歩いてもらうと、来た時より明らかに膝の動きが良くなっている。

「うそみたい!膝が来たときより痛くない!」

これで余分な水が出て、体重も減るはずということを説明。

とれあえず20kg体重を減らすことを決意してもらったのです。

モチベーションがいつまで続くかが心配です。

 

足のほてり 足の裏がだるく・・・

60代後半女性の足のほてり

の漢方相談。

他の症状は、足裏がだるい。

のどのつまりと鼻づまり。

まず半夏厚朴湯と真武湯、寝る前に荊芥連翹湯を飲んでもらい1週間後来店。

かかとの痛みとのどのつまりはすぐに取れたとのこと。

鼻づまりに関しては、よくわからないというが、ご主人ひとこと、

「いびきしていないよ!」・・・治っているのね!

これで解決と安心していたら「足の裏が熱いのも治りますか?」との質問。

「はい、治りますよ!」「足の指は寝ていてつらない?」

・・・「薬指がよくつります。」黄斑変性症もあるというので

2つの漢方を飲んで様子を見ること15分。

「足のほてりはどう?」・・・「涼しくなってきた!」・・・はい、終了!

足の甲の冷え 押さえつけられている・・・

70代前半男性の漢方相談。

両足の甲が冷たく、何かに抑えられている。

両腰から膝にかけてのしびれ。

ふくらはぎが良くつる。

夜におしっこに2~3回起きる。

まず続命湯と八味地黄丸、黄耆建中湯で

1週間様子を見ることに。

1週間後真面目に来店。

(結構男性は、きちんと来ない人が多い中ありがたい!)

ふくらはぎの引きつりと夜間尿は改善。

しびれも少し改善。

ただ足の甲の冷えと押さえつけがまったく改善しないとのこと。

そこで足の甲のどの部分かを見て観ると、

足陽明胃経のところが冷たいという。

そこで質問、「甘党?」・・・「酒飲みの甘党!」

足陽明胃経によく使う漢方を一服。

「味は、しない!」(かなり甘いものを食べているな!)

そして、15分ぐらい雑談をしていると、

「あれっ!足の甲が温まってきた!」・・・メデタシメデタシ!

さてどの漢方を飲ませたでしょう!正解者は500ポイント進呈。

 

足の甲1