神経痛は、神経の通り道にそって痛みが出ます。
おもに顔は三叉神経痛、胸は肋間神経痛、足腰は坐骨神経痛です。
東洋医学では、神経痛を引き起こす原因となる
風邪、湿邪、寒邪などの病邪に侵され、
氣・血・水の流れが阻害されるためにおこると考えます。
三叉神経痛は、顔面神経痛ともいい、おもに風邪に侵されて発症すると考えます。
肋間神経痛は、風邪、湿邪、寒邪などが奥まで侵入したと考えます。
坐骨神経痛は、湿邪や寒邪が原因と考えます。
どこの神経痛でもどの病邪に侵されているかで漢方も変わります。
良く使われるのが、葛根湯、麻黄湯、続命湯、越婢加朮湯、麻杏薏甘湯、
八味丸、五積散、四逆散、柴胡桂枝乾姜湯などです。
先日ぎっくり腰からの坐骨神経痛は、麻黄湯ですぐに痛みがとれました。
この時期の風邪は、自覚症状がでない場合が多く、
基本的な風邪の漢方で良くなる人もいます。
夏でも風邪のウイルスは存在しますので氣をつけましょう!