頭痛 病気でないときは・・・

脳腫瘍などの病気がない頭痛は、漢方が得意とするところです。

頭痛の原因を大きく分けると4つ。

風邪などの外的要因、冷え、瘀血、水分代謝異常です。

外的要因の場合・・・首、肩の筋肉の緊張を緩める治療をします。

冷えの場合・・・寒邪がカラダの上部にのぼり頭痛となり、

吐き気も伴うことがあります。

カラダを温め、胃腸の働きを良くして、胃腸の緊張を取り除きます。

瘀血の場合・・・血の巡りが悪くなると脳血管性の頭痛が起きます。

足が冷えて顔がのぼせる、冷えのぼせは、婦人科系が弱い場合が多く、

まず血液の質を良くするとともに滞りをなくします。

水分代謝異常・・・体内に余分な水がたまり、それが頭に上ってくると

頭痛になります。帽子をかぶったようになったり、締め付けられたり、

ふわふわしたり、と症状は様々。

この場合は、胃腸をまず改善させることが先決になります。

飲み過ぎ、食べ過ぎに気をつけ胃腸を休めることが大切です。

この時期暑いのでアイスや冷たいものを食べて胃腸が冷えて働きが

悪くなりやすいので気をつけましょう!

頭痛の漢方は、葛根湯、桂枝湯、呉茱萸湯、五苓散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、

苓桂朮甘湯、苓桂味甘湯、桂枝人参湯、続命湯、真武湯などを使います。