20代後半男性のぜんそくの漢方相談。
12歳のころからせきが止まらないとのこと。
2~3年前から慢性鼻炎で鼻がつまり苦しいという。
漢方は、小青龍湯を2年間飲んでいても一向に良くならないという。
それも粉がまずいので錠剤を飲んでいたという。
では、実際に合っているかどうかの確認作業開始。
小青竜湯をお湯で溶かし飲んでもらうと、
まずくて飲めないという。
この時点で小青龍湯の咳でないということが判明。
みるからに半夏厚朴湯と小柴胡湯だと思い
それぞれをづけて飲んでもらうと味はもちろんのこと、
呼吸が楽になったという。
しかし、鼻がグジュグジュしているのは治まらないので、
桂枝加黄耆湯を飲んでもらうと、鼻の通りも良くなり、
呼吸もさらに良くなったという。
この場合、後鼻漏による咳ということになります。
鼻のグジュグジュを治すのが先決。
6日間でどれくらいよくなるかが楽しみです。