食材の陰陽 カラダを温めるか・・・

食材の性質を知ることも大切。

体調に合わせて何を食べればよいのかが

感覚的にわかるようになることです。

そのために食材の陰陽を覚えておきましょう!

カラダを温める食材(陽)・・・

カボチャ、シソ、ショウガ、ニラ、ニンジン、ニンニク、

長ネギ、玄米、クルミ、イワシ、鶏肉、マトン、胡椒、山椒など。

カラダを冷やす食材(陰)・・・

キュウリ、ゴボウ、セロリ、大根、トウガン、トマト、ナス、

ホウレンソウ、レタス、小麦、アサリ、シジミ、のり、ヒジキ、

果物(柿、スイカ、梨など)

冷え症の人に小麦製品(麺類、バンなど)や果物好き

多いのが納得できます。

なぜ、冷え症の人がカラダを冷やす食材を好んでしまうのか?

精神的、肉体的にどのような関係があるのかを只今研究しています。

 

四気と平(五気) 食べ物の性質を・・・

四気は、カラダを温めるものか、冷やすものかを決めるもの。

熱・温・寒・涼の四つに分けています。

このほかにどちらにも属さない「平」もあります。

それぞれの特徴は・・・

熱・・・カラダを温め、興奮作用。冷え症や貧血の人に。

温・・・熱より弱いですが、温め、興奮作用もあります。冷え症。

平・・・熱、温、涼、寒いずれにもはいらない。体調を正常にする。

涼・・・カラダを涼しくする。鎮静、炎症作用。のぼせる人。

寒・・・カラダを冷やす。のぼせ、高血圧、興奮症などに。

このように自分が今、余分な熱を持っているのか?

または熱を必要としているのか?がわかるようになると、

何を食べたらよいのかが分かります。

なんでもサプリに頼るのではなくて、

まずは、食べ物の性質を学ぶことです。

 

五味の作用 それぞれの作用が・・・

五味・・・酸・苦・甘・辛・鹹(塩辛し)の五つの味のこと。

では、それぞれにどんな作用があるのでしょうか?

酸・・・すっぱい味。筋肉などを引き締め、肝臓、胆嚢の働きを補います。

下痢、寝汗などのときに。声を使う仕事の人は、取りすぎ注意!

苦・・・苦味。消炎、固める作用。心臓、小腸の働きを補います。

出血、下痢など。便秘の人は、取りすぎ注意!

甘・・・甘味。緩める作用。すい臓、胃の働きを補います。

筋肉痛、のどの痛みに。皮膚炎、肥満の人は、取りすぎ禁物!

辛・・・辛い味。発汗、発散作用。肺、大腸の働きを補います。

痔、喉、気管、皮膚に炎症がある人は、取りすぎ注意!

鹹・・・塩辛い味。軟化作用。腎臓、膀胱の働きを補います。

便秘などに。腎炎、膀胱炎、むくみのある人は、取りすぎ注意!

五味は、適量取ると効果がありますが、取りすぎは、

かえってその臓器や腑を傷めることになります。

何事もバランスが大切ということです。

 

 

 

食養法2 四気・・・

四気は、カラダを温めるものか、冷やすものかを決めるもの。

熱・温・寒・涼の四つに分けています。

このほかにどちらにも属さない「平」もあります。

「熱」「温」・・・冷え症、貧血などの人

「寒」「涼」・・・のぼせ、高血圧などの熱を持っている人などに向いてます。

四気は、調理法によっても変わります。

たとえば生野菜は、カラダを冷えしますが、

温野菜は、カラダを温めます。

エネルギー過多の人は、生野菜を食べると調子がよくなりますが、

冷え症、貧血気味でエネルギーが少ない人が食べるとかえって

体調を崩すこともあります。

また、大根はカラダを冷やしますが、煮た大根は、温め、

さらに生姜とともに煮ると更に温める働きが増します。

食養法1 五味と臓腑・・・

東洋医学において食養の考え方に五行論の

「五味」と「四気」という漢方薬物学の理論があります。

五味・・・酸・苦・甘・辛・鹹(塩辛し)の五つの味に分けます。

そしてこの五つの味は、それぞれの臓器と器官に影響を与えています。

酸・・・肝・胆・目・筋・爪

苦・・・心・小腸・舌・血脈・毛

甘・・・脾・胃・口・肌肉・乳(唇)

辛・・・肺・大腸・鼻・皮・息

鹹・・・腎・膀胱・耳・骨・髪

これらの味の取りすぎは関連する臓器を損ないますが、

適度に取れば、症状を改善することができると考えているのです。

ツボ療法5 こねる・・・

ツボ療法最後は、こねる。

指先を押し込むようにグリグリとこねていきます。

この方法は、関節の間に溜った老廃物を排泄するのによく使います。

また、筋肉自体をほぐすときにも効果があります。

特に手の指と指の間、足の指と指の間をグリグリしてみてください。

異常があるときは、飛び上がるほどの痛みがある場合があります。

痛すぎないように、程よい加減でグリグリしてみてください。

関節の動きがよくなるのを感じられるはずです。

合谷のツボをこねるようにグリグリすると、肩こりが取れたり、

便が良く出たりしますのでよくほぐしておくことです。

まとめると、ツボ療法には・・・

・押す

・叩く

・なでる、さする

・もむ

・こねるなどがありますが、

気持ち良いからと言って長時間マッサージすると、

カラダがだるくなったりしますので、

全体で15分から20分ぐらいを目安にしてください。

ポイントは、“痛いんだけど気持ちいい”ように行ってください。

イライラしている時、気分が落ち込んでいるときにも効果があります。

 

<合谷>のツボ

合谷

ツボ療法4 もむ・・・

「肩をもんで!」などというように

もむという行為も立派なツボ療法です。

“揉む”の字をよく見ると、手辺に柔らかいと書きます。

字のごとく手のひらや指で円を描くように柔らかく揉んでいきます。

血行をよくし、新陳代謝を改善するのに適しています。

肩、二の腕、ふくらはぎ、お尻などは揉まれると

とても気持ち良いものです。

また、一日の終わりに足の裏も念入りに揉んでみてください。

足の裏には様々なツボがあり、内臓の血液循環がよくなります。

すりこぎ棒を使っても気持ちよいものです。

漢方会員の方ですりこぎ棒欲しい人差し上げます。あと2名。

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ツボ療法3 さする・・・

みなさんに一番お勧めなのが、“なでる、さする”です。

“なでる、さする”も立派なツボ療法のひとつです。

手のひらや指の腹でなでたり、さすります。

血行やリンパの流れを良くしたいときに適しています。

しびれ、むくみを感じた時にも良い方法です。

このときのポイントは、経絡の流れにそって

力を入れずに行うことです。

力を入れてしまうと、リンパ液が圧迫されて流れなくなるからです。

子供がどこかにぶつけて泣いているときになでたり、さすったりすのは、

単なる気休めではなく血液やリンパの流れをよくしたり、

お母さんの手から愛情と遠赤外線も出ているので鎮静効果があるからです。

 

 

 

ツボ療法2  叩く・・・

ツボ療法の押すの次は、叩くです。

握りこぶし、指の背、小指の側面を使って叩きます。

叩く場所でどれにするか選びます。

首筋などの軟らかいところは、小指の側面で叩きます。

首筋は、あまり強く叩かないのがポイントです。

それに対して背中や臀部などの大きい筋肉の場所は、

握りこぶしで叩き、ツボを刺激します。

筋肉をゆするようにリズミカルに叩き、

振動を与えることも大切になります。

血行不良、筋肉の緊張を取り除くときに適しています。

ツボ療法  押す・・・

ツボ刺激の方法はいろいろありますが、まずは押す。

ツボに親指を当てて体重をかけて圧力をかけて押します。

このとき大切なのが、呼吸。

押すときは、ゆっくり息をはきながら3~5秒かけて押し、

はなすときは息を鼻から吸いながら3~5秒かけてはなします。

筋肉や神経の興奮を抑えるのに適した方法です。

どこを押すのか?

はじめはどこがツボなのかわかりにくいもの、

目安としては、押して“痛いけど気持ちいい”ところです。

押して嫌な痛みの場所は、押さないようにしてください。