私たちは、老化とともに様々な機能が衰えます。
視力も例外ではなく、パソコン、スマホなどで目を使いすぎたことによる
視力減退は、若い人にも起こります。
東洋医学では、視力と関係がある臓器は、肝臓と腎臓です。
肝の働きが弱くなりやすいのは、イライラしたり、怒ったり
何事に対しても自分の思い通りにしないと気が済まない人、
のぼせやすい人などです。
肝の働きが弱くなっても視力減退は、すぐには起こらず、充血や
しぶりとしてあらわれます。
また、食べ過ぎ飲み過ぎや濃い味のものを食べる人も肝が弱くなります。
この場合、目になんらかの炎症が起こります。
肝に対して腎は、水を主ります。
腎の働きが弱くなると、水分代謝機能も衰えて目の疲れ、
かすみなどの症状がでます。
そして、マイナス思考や怖がりの人は、腎を弱めます。
漢方では、苓桂朮甘湯、八味地黄丸、柴胡剤、
五苓散、桂枝加竜骨牡蠣湯などを良く使います。
私の場合、免許の書き換えのときに2週間甘いものとアルコールを断ち、
四逆散をしっかり飲んで視力検査をしたところ、いつも0.7だったのが
その日は、1.0になっていて驚きました!
もうひとつお勧めは、なるべくメガネに頼らず裸眼で過ごすと
視力は回復します。
もとろん、甘いもの、アルコールは控えめにしてください。