更年期障害 更年期は・・・

誰しも更年期は、訪れます。

更年期障害とは、女性の閉経期前後におこる「不定愁訴」のことです。

症状は、ほてり、イライラ、突然の汗、動悸、

胸騒ぎ、不眠、疲労感などです。

東洋医学では、これらの不定愁訴を「血の道症」と呼びます。

主な原因は?・・・瘀血です。

瘀血のため血液循環が悪くなり、足が冷えて頭がのぼせます。

そして、氣のめぐりも悪くなり、落ち着かず、イライラ、

不安感など様々な症状がでます。

最近では、男性の更年期障害も増えました。

男性の更年期障害は、体を動かさない仕事をしている人に多いので、

普段から汗ばむぐらいの運動をすることをお勧めします。

 

母乳 ストレスで・・・

お乳が出ないことを東洋医学では、欠乳(けつにゅう)、

乳汁不下(ちしるふげ)などといいます。

乳腺や乳頭に問題がある場合もありますが、肉食や脂肪の取りすぎ、

精神的ストレスなどでも出なくなります。

ではそのほかの原因は?

・血虚・・・母乳は血と関係があり血液不足によるもの。

・産後の肥立ちが悪い、体力不足など。

・胸や肩の筋肉が緊張している場合など。

漢方では、葛根湯、続命湯、当帰芍薬散、温経湯、桂枝茯苓丸など。

タンポポを主薬とする蒲公英湯は、母乳不足の特効薬と言われています。

当店では、葛根湯で母乳の出が良くなる人が多いです。

つわり 吐き気は・・・

つわりは、病気ではありませんが、吐き気、嘔吐、食欲不振

頭重、胸やけは不快なものです。

つわりの原因は、水分代謝異常、氣の滞り、冷えなどにわかれます。

・水分代謝異常・・・

水分代謝が悪く胃に余分な水分がたまり、めまいや動悸を伴うこともあります。

喉が渇いて尿量が減少している場合にも余分な水がたまり、吐き気になります。

・氣の停滞・・・

氣の働きが弱って心配や不安からつわりが起きることがあります。

・冷え・・・

体の冷えは、様々な器官の機能低下を招き、胃腸においても同じです。

胃腸を阿多たる、働きを活発にすることで改善します。

漢方では、小半夏加茯苓湯、五苓散、半夏厚朴湯、小青龍湯、人参湯、

小柴胡湯、柴胡桂枝湯、大柴胡湯などを使います。

流産  母体の状態を・・・

激しい運動をする、精神的に大きなショックを受ける、

転ぶなどのような明らかな原因がないのに流産してしまうことがあります。

このような原因不明の流産を防ぐには、

母体の健康状態を良くすることが大切です。

東洋医学では、安胎薬(あんたいやく)と呼ばれるものがあります。

胎児に悪影響を及ぼす母体の体質を改善するのに適した漢方があります。

流産癖の原因は、冷え症、むくみやすい、疲れやすいなどの体質を

改善することが大切です。

体が冷えている場合・・・

体が冷えると血行不良となり胎児に栄養がいきにくくなります。

水分代謝が悪い場合・・・

水分代謝が悪いと、冷えやむくみとなります。

とくに下半身の冷えとむくみは胎児に悪影響を与えてしまいます。

良く使われる漢方は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、当帰芍薬散、芎帰膠艾湯、

苓姜朮甘湯、温経湯、桂枝茯苓丸などです。

精神的ストレスに弱い人には、半夏厚朴湯なども組み合わせます。

不妊 おもに血の働きが・・・

東洋医学では、生理、妊娠、出産、授乳は、おもに血の働きと考えます。

瘀血や血不足があるとこれらがスムーズに働きません。

瘀血や血液不足を改善することが妊娠しやすい体図栗の基本になります。

血だけでなく見落とせないのが氣の不足や停滞が原因の場合も最近増えています。

周りからのプレッシャーが強いと氣の停滞を起こしやすく、

それが原因で子宮関係に血液がいかなくなるからです。

なかなかできないと誰しも「あせり」を感じ出来なかったらどうしようと、

心配、不安になります。

そのような場合には、氣の流れを良くして、あせりを鎮める漢方が

ベースに他の漢方を選ぶことで妊娠しやすくなります。

当店の場合は、不妊治療してもなかなかできないときに

ご相談に来られる人がほとんどです。

できれば、その前に漢方相談に来ていただけたらと思っています。

まずは、生理痛、生理不順、冷え、むくみ、肩こりといった症状を

改善することで、自然と妊娠しやすい体質になっていきます。

ご夫婦で漢方を飲んでいただくと妊娠の確率が上がりますので、

是非ご夫婦で漢方相談に来てください!

生理痛・生理不順 氣血不足で・・・

生理痛や生理不順は、氣と血の変調が関係します。

氣不足、血不足、瘀血と3つに分類できます。

氣が不足すると・・・

内臓の働きも水分代謝も悪化し、血の不足を招きます。

血が不足すると・・・

血液量が足りなく、経血量が少なく生理が遅れがち。

瘀血があると・・・

子宮周辺の血行不良になり、強い痛みがあります。

生理中にレバー状の血の塊がでることもあります。

漢方では、当帰芍薬散、当帰建中湯、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、

芎帰膠艾湯、温経湯、半夏厚朴湯、補中益氣湯などを体質に合わせて

使い分けます。

月経過多の人は、乳製品、卵、甘いもの、

冷え性を伴う場合は、生野菜、果物、刺身など体を冷やす食品は避けましょう。

冷え性 原因は何か・・・

最近、低体温とともに冷え性の女性が急増しています。

原因は、いろいろありますが、一番多いのは血液の問題。

貧血検査にあらわれない貧血。

血液量が少ない場合と血液量は足りていても質が悪い場合があります。

または、両方の人もいます。

もっと深く考えていくと、消化器系が弱く血液を造れない場合と

甘いもの濃い味の物の取りすぎで血液がドロドロになって

酸素を運ぶ能力が低下している場合があります。

ほかには、腎膀胱系が弱い場合と婦人科系が弱く冷えるタイプがあります。

自分がどのタイプかを見極め漢方を選びましょう!

良く使う漢方は、当帰芍薬散、当帰建中湯、人参湯、真武湯、

八味地黄丸、越婢加朮湯、温経湯、桂枝茯苓丸などです。

ぎっくり腰  塩分糖分過多?

ぎっくり腰や腰痛になる前に何を食べていたか?

ある食べ物を食べた後になりやすいという共通点を見つけました。

ひとつは、ラーメンなどの麺類、もうひとつは、チョコレートなどの甘いものです。

最近多いのがぎっくり腰。

男性のぎっくり腰は、毎日ラーメンでもいいというくらいのラーメン好き。

もう一人の女性のぎっくり腰は、チョコレート好き。

ラーメンに限らず塩分過多は、水分代謝異常を起こします。

チョコなどの甘いもの過多は、血液の質を落としてしまいます。

それぞれメインとなる漢方は異なります。

もうひとつ気をつけてもらいたいのが、夜遅くの食事。

寝る時には、空腹の状態で床に就いてください。

空腹睡眠することで熟眠ができ睡眠の質が上がります。

熟眠できると寝ている間に体内の脂肪を燃やすことが出来るので

一番簡単なダイエットになります。

お腹ポッコリは、ぎっくり腰や腰痛の原因にもなりますので、

せっかく暑い季節、いい汗をかいて

お腹ポッコリを解消してスッキリしましょう!

神経痛 神経の通り道で・・・

神経痛は、神経の通り道にそって痛みが出ます。

おもに顔は三叉神経痛、胸は肋間神経痛、足腰は坐骨神経痛です。

東洋医学では、神経痛を引き起こす原因となる

風邪、湿邪、寒邪などの病邪に侵され、

氣・血・水の流れが阻害されるためにおこると考えます。

三叉神経痛は、顔面神経痛ともいい、おもに風邪に侵されて発症すると考えます。

肋間神経痛は、風邪、湿邪、寒邪などが奥まで侵入したと考えます。

坐骨神経痛は、湿邪や寒邪が原因と考えます。

どこの神経痛でもどの病邪に侵されているかで漢方も変わります。

良く使われるのが、葛根湯、麻黄湯、続命湯、越婢加朮湯、麻杏薏甘湯、

八味丸、五積散、四逆散、柴胡桂枝乾姜湯などです。

先日ぎっくり腰からの坐骨神経痛は、麻黄湯ですぐに痛みがとれました。

この時期の風邪は、自覚症状がでない場合が多く、

基本的な風邪の漢方で良くなる人もいます。

夏でも風邪のウイルスは存在しますので氣をつけましょう!

お腹ポッコリ 粉ものが・・・

最近、太る?研究をして1年で6kg太ることに成功!

その中身は、筋肉ではなく脂肪。

特にお腹まわりにたっぷり。

朝モーニングを食べ、甘いものを食べ、ごはんもきっちり食べで

その結果として「お腹ぽっこり」。

そこで、なんとかしなくてはと思い1年ぶりに歩くことに。

昨日、30分歩いたり、走ったりといってもジョギング程度でしたが、

なんとカラダ全体が重く、特に腰が重くなり、痛くなってしまったので

後半の15分は、歩き。

そして、今朝も30分歩いてみると、昨日よりももう腰が軽いのです。

いつまで続くかわかりませんが、しばらく朝と夕方歩いてみて、

ポッコリお腹がどうなるか?

それにしても小麦製品は、太りやすくなるということです。

甘いもの断食をするつもりです。

私へのプレゼントは、ビールにして下さい!

宜しくお願いします。