骨粗鬆症3 衝撃がないと・・・

スクレロスチンが異常発生してしまうのは、骨にかかる衝撃の有無です。

骨細胞は、骨にかかる衝撃を常に感知して、新しい骨を作るかどうか決めています。

骨に衝撃がないと、スクレロスチンを出して

骨芽細胞を減らして骨の製造を止めます。

つまり、運動しないで骨に衝撃を与えない生活をしていると、

スクレロスチンが大発生して骨粗鬆症が進行してしまいます。

いくらカルシウムを摂取しても骨に重みをかけないと骨はスカスカになります。

座り仕事の人は、特に立つこと、歩いて骨に衝撃を与えるようにしてください。

骨粗鬆症2 骨の代謝異常が・・・

スクレオスチンはどんなもの?

の前に骨の代謝について・・・

私たちの骨は、常に作り替えられています。

大人では、3~5年で全身の骨が入れ替わる。

これは、新しく強い骨を作ることで疲労骨折を防ぐため。

骨の中には、骨を作る細胞と壊す細胞がいます。

作る細胞を骨芽細胞、壊す細胞を破骨細胞と呼んでいます。

この作り替えのバランスが崩れると骨粗鬆症になります。

では、どうやってバランスを取るのか?

それは、骨細胞が作り替えの指示をしています。

指示する物質をメッセージ物質と呼んでいます。

このメッセージ物質の一つがスクレロスチンで、

骨の量が多くなりすぎないように、骨を作る骨芽細胞の数を減らします。

しかし、このスクレロスチンが出すぎると、

今度は、骨量が減りすぎてしまうわけです。

では、なぜスクレロスチンが異常発生してしまうのか・・・つづく。

骨粗鬆症1 若い人でも・・・

骨粗鬆症というと、閉経後の女性や高齢者の病気と思われがち。

しかし、最近は、20代の若者にもかかる可能性があると・・・

では、なぜ20代でも発症してしまうのか?

その理由として考えられているのが、スクレロスチンの異常発生だという。

スクレロスチンは、骨の細胞が出す物質。

若く健康なのに骨粗鬆症になってしまうのは、スクレロスチンの大発生が

原因となっている可能性があると言われています。

スクレオスチンはなぜ発生してしまうのか?・・・つづく。

ドーパミン5  カラダと心を・・・

では、ドーパミンが出続けて楽しい人生をおくるには・・・

結論、カラダと心を常に動かすこと。

私たちの脳は、楽しい、嬉しい、美味しい、ワクワク、ドキドキするときに

ドーパミンが分泌されます。

私の場合、朝から何も食べずにスキーをしたり、ゴルフをします。

お腹すかないの?とよく言われますが、楽しいのでお腹が空かないのです。

心とお腹は、相関関係があります。

心が満たされていると、お腹も満たされ食べたいと思わないのです。

いつも食べ過ぎてしまう人は、心が満たされていないのです。

イライラすると甘いものが食べたくなり、お腹は、満たされますが、

心までも満たされることはないのです。

そして、甘いもの依存症になってしまうのです。

本を読んだり、映画を見たり、趣味を見つけるなど

心が満たされるようなことをしてみてください。

運動や感動は、人生において大切なのです。

ドーパミン4 何もしなくても・・・

私たちの脳はなぜ発達したのでしょうか?

それは、大昔、食料がなく餓死しないようにするにはどうしたらよいか?

と考えることで脳が発達しました。

このときからドーパミンを出すようになったといわれています。

脳をマックスに覚醒させて食料を確保してきたのです。

そのとき、脳の覚醒と智恵、勇気で食料を獲得して生き延びてきました。

ドーパミン欠乏によるうつ病や認知症の人は、誰もいない無人島に

取り残されたとすると、一気に改善すると思います。

なぜなら、食料は、何もしなければ得ることができないからです。

その逆を考えてみましょう!

入院して、時間になると食事が出てきて、カラダを動かさないのに食べる。

ということをしていると退院後認知が進んだしいう話は多々あります。

それはドーパミンがでるようなことをしないからです。・・・つづく。

ドーパミン3 認知症予防薬に・・・

脳が老化すると、脳のなかにβアミロイドという物質がたまり、

認知機能が低下していきますが、ドーパミンは、βアミロイドを除去すると

言われています。つまり、ドーパミンは、認知症予防薬になると言われています。

ドーパミンを作って薬にしようとしていますが、ドーパミンは、

自分で作るしかないということをお忘れなく。

そのためには、よくカラダを動かし、感動し、

夢や目標に向かって生活をすることです。

生きがい、やりがいがなくなった時にドーパミンは、出なくなります。

仕事ばかりで趣味がない人は、定年退職後、何もやる気がでなく、

心身症や認知症になりやすいのは、これらの理由からです。

若いうちから趣味を見つけておきましょう!

ドーパミン2 どんな時に・・・

ドーパミンは、どんなときに分泌されるのか?

「こうしたい、こうなりたい」と何か夢や目標が明確なときにでます。

目標に向かって集中しているときや、何かを達成したときに分泌されます。

脳もカラダもスッキリし、健康になります。

脳やカラダだけでなく、精神=心も穏やかになり幸福感をもたらします。

では、夢も目標もない人は、出ないのか?

そんなことはありません。

カラダを動かしたり、映画や景色などを観て感動したりしたときに出ます。

また、大昔でしたら食料を得るための狩りをしているときにでます。

そして、断食をしたときにもドーパミンがでます。

断食中は、“なんかわけがわからないけど幸せ”になります。

私も断食中はそのような状態を経験しました。

これはドーパミンが分泌された結果なのです。

幸せを感じない人は、一度断食をしてみてはいかがでしょうか?

ドーパミン1 ヤル気ホルモンは・・・

わけもなく不安になったり、怖くなったり、イライラしたり、

ヤル気が起きないときは、どのような状態か?

実は、ヤル気ホルモン=ドーパミンの分泌不足なのです。

では、ドーパミンが出ていると・・・・

・感覚が研ぎ澄まされ、視力、聴力がよくなります。

・集中力が高まります。

・頭がすっきりして、心も穏やかになります。

・内臓機能、筋肉、関節の動きが良くなります。

ただなんとなくゴールデンウィークを過ごしてしまった人は要注意。

ドーパミンの分泌が悪くなって、来週からの仕事が嫌になってしまうかも?

慢性下痢  何を食べても・・・

昨日のつづき。

手荒れは、改善してきているのですが、下痢が・・・

温経湯や当帰四逆加呉茱萸湯も冷えからくる下痢によくつかいますが、

いずれも下痢は改善しないということ。

いままで下痢によさそうな漢方を一通り試したので、

もうないなと思っていたら、ひとつあったのです。

それは、真武湯。

しかし、最初の漢方相談で真武湯は、小便がとまらなくなり、

下痢にも効果がなかったと言われ、私の頭から外していたのです。

ところが、ある一言でそれなら・・・真武湯。

ある一言とは「食べたものがそのまま出てしまう!」

試しに飲んでもらうと、味がしないというので

10日分持って行ってもらうことに。

さらに、カラダが温まるというので期待大。

しばらく様子を見るも、小便は行きたくならないという。

カラダの芯が冷え、全体にむくみがあるようです。

それをカラダは、下痢として排泄していたようです。

手荒れ  この時期でも・・・

50代前半細身の女性の手荒れの漢方相談。

この時期でも手の甲も掌もカサカサでボロボロ。

さらにひび割れ、CMの手荒れのコマーシャルでも

ここまでひどいかというくらいで見ていて痛々しいほど。

胃腸の調子も悪く食べると下痢をしてしまうとのこと。

教科書通りなのでまず温経湯を飲んでもらうことに。

1か月が経ち、そこそこ改善したものの、まだガサガサ。

そんなところにこの時期でもスーパーとかコンビニのアイス売場に

行くと足が冷え、お腹が痛くなるという。

寒さで痛みがでるような人に良く使う漢方を一服。34

すると温経湯よりも飲みやすいという。

1週間後、なんのクリームを塗ったの?というくらい

手荒れが改善していたのです。

問診をして温経湯で間違いないと思っていた私の間違いでした。

そこまで体力が落ち、冷えが強烈だったとは?・・・反省。

次は下痢を何とか治さなくては・・・つづく。