漢方というとカラダを温めると思っていませんか?
もちろん温める漢方もありますが、
漢方の生薬の中でもカラダを冷やす生薬があります。
たとえば、石膏、黄連、黄芩、山梔子、大黄などの清熱剤と呼ばれるものです。
見落としがちなのが桂枝。
桂皮には、発表作用があります。
桂皮は、温める生薬ですが、なぜ冷えが起こってしまうか?
桂皮は、温める場所は、体表。
陰陽の相対性から考えると、体表を温める分、内面が冷えてしまうのです。
特に桂皮は、多くの漢方に含まれていますので、
冷え症の人は、気をつけなくてはいけません。
また、食品として唐辛子などの香辛料も同じ理由で取りすぎには注意が必要です。
辛いものを食べた後は、一瞬カラダが温まりますが、
今度は、カラダは、冷やそう、冷やそうといるからです。