肥満の漢方相談を最近よく受けますが、
巷のさまざまなダイエット法をいろいろ試すよりも、
太りにくい体質になるための考え方、生き方(生活習慣)を
変えたほうが確実に改善することができます。
肥満を氣・血・水で漢方的に見て観ると・・・
氣・・・ストレスでイライラすると食べることで解消しようとします。
血・・・瘀血のための婦人科系の変調や便秘によるもの。
水・・・水太り(むくみ)老廃水を溜め込む。
自分がどのタイプなのかを知る必要があります。
では、食べ物は?
ストレスがある場合、甘いものを食べてしまいがちですが、
カルシウムの多いもの小魚、小松菜などや、
シソ、ユリ根は、精神鎮静作用があります。
瘀血タイプには、ニラ、サフラン、ベニバナなどがお勧め。
冷え症の人は、カラダを冷やす生野菜、果物、甘いものは控えます。
水分代謝が悪くむくみやすい人は、アズキ、ハトムギ、黒豆などがお勧めです。
一方、尿の出を悪くするもち米類、ギンナンなどは避けましょう!
漢方は、氣・血・水のどの部分に変調があるかを見極め、
その人に合った漢方を選べば、食べ物をあまり気にせずに
自然と本来あるべき体型になっていくものです。
その結果として、漢方だけで10キロぐらいは当たり前で
半年で30キロもやせた人もいます。
まずは、体調がよくなる漢方を探すことです。