アレルギー性疾患と食養 花粉だけでなく・・・

最近、花粉症だけでなくあらゆるものに過敏に反応して、

鼻水、くしゃみ、せき、目のかゆみなどの症状を訴える人が増えました。

いろいろなものに対して反応します。

これらアレルギー性の症状は、食と生活習慣にあると考えています。

食に関しては、和食よりも洋食中心になってしまったこと。

生活においては、パソコン、スマホなどの普及による人工光による

不眠、自律神経の乱れが原因となっています。

では、疾患別に良い食べ物は・・・

鼻の不調・・・・・長ネギ、クズ、ハッカなど。

気管支の不調・・・シソ、ギンナン、ユリ根など。

目の不調・・・・・菊花、クコなどです。

アレルギー症状を持っている人は、まずは食を変えてみることです。

甘いもの、辛いもの、味の濃いものは血液を汚してしまいます。

チョコ、ココア、乳製品、小麦製品、お菓子、もち米などを控えてみてください。

私も中学のとき、牛乳を飲むと背が高くなる?といわれていて、

バスケット部だったので背を高くなりたくて毎日牛乳を2L飲んでいました。

もともと小児喘息だった私が、毎日牛乳を飲んでいれば、どうなるか

今となっては、わかりきっていることですが、当時はわかりませんでした。

その結果、鼻水がとまらずホコリとカビに反応する「アレルギー性鼻炎」に

なってしまったのです。

それでも牛乳を飲み続け、高校になったら下痢体質になってしまったのです。

結局、背は高くならず、アレルギー体質だけが残ってしまったのです。

いまでも○○が何々に良いという話がありますが、

基本は、和食が一番日本人に合っていると思っています。

色々な情報に惑わされないようにしましょう!

 

桐生川 何年ぶり?・・・

今朝、なんとなく桐生市梅田の山奥までドライブ。

すると桐生川の上流で車を止めて降りてみると、

とても涼しく思わず写真を何枚もとってしまいました!

そこで一服してすずんでいると、今度は川の水がとても澄んでいて

綺麗だったので靴下を脱いで足湯でなくて足冷?

30分ほど水遊びをしてからお店に向かったのです。

桐生川の中に入ったのは中学3年生の春以来かな?

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虚弱体質と食養 2つのタイプが・・・

虚弱体質を2つのタイプに分けると・・・

・胃腸が弱いタイプ

・呼吸器系が弱いタイプ

私の場合は、呼吸器系が弱いタイプで風邪を引きやすく、

すぐにぜんそく発作を起こしていました。

骨格は、胸郭が下がり、猫背でした。

今でも、疲れると風邪を引きやすく、すぐに咳になってしまいます。

では、胃腸が弱いタイプの食べ物は、ショウガ、クローブ、八角などです。

呼吸器系が弱い場合は、クズ、ゆり根、長ネギ、ニンニクなどです。

最近は、クズ、ニンニク、特に長ネギを良く食べます。

自然と呼吸器系によい食べ物をカラダが欲するようになりました。

もしかして漢方を飲んでいると自然と自分に合った食べ物がわかるのかも?

糖尿病と食養 濃い味のおかずは・・・

糖尿病は、カロリーコントロールがもっとも大切。

満腹感を満たすには、大根、ヒジキ、コンニャク、ワカメなどを

上手に使うとよいでしょう!

糖尿病というと糖分だけを意識しがちですが、塩分の取りすぎにも

気をつけたいものです。

濃い味のおかずは、ご飯をたくさん食べたくなるからです。

糖尿病によい食べ物は、ヤマイモ、エンドウ豆、ホウレンソウ、スイカなどです。

夜間尿がある人は、ヤマイモ、喉が渇く人は、エンドウ豆やホウレンソウが

喉の渇きを抑えます。

スイカは、カラダにこもった熱を冷ます作用があり、「天然の白虎湯」と

中国では呼ばれています。

漢方では、五苓散、柴苓湯、八味地黄丸、六味丸、白虎加人参湯などを

症状に合わせて使い分けます。

低血圧と食養 貧血がないか・・・

低血圧は、血が足りないか、血が巡らないかを考えます。

その原因は・・・

・婦人科系が弱い

・胃腸が弱い

・気力不足

・腎が弱いなどから見ていきます。

なかでも胃腸が弱い場合は、胃腸の立て直しから始めます。

低血圧の人は、一般に食が細い人、つまり胃腸虚弱の人が多いので、

まずは、胃腸の立て直しと、食欲が増す食材を選びます。

料理のときにも、シュウガ、ニンジン、長ネギ、ニンニク、

コショウ、わさび、からしなどの香辛料もうまく使います。

ほかには、レバー、卵、ヤマイモ、ホウレンソウ、大豆などの

造血作用のある食べ物を取ると良いでしょう。

とくに動物性たんぱく質をうまく摂取すると徐々に改善します。

漢方では、タイプ別に当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、温経湯、

真武湯、人参湯、黄耆建中湯などを良く使います。

高血圧と食養  3つのタイプに・・・

高血圧を3つのタイプに分けると・・・

・本態性・・・原因の特定ができない

・腎性・・・・腎臓に原因

・精神性・・・ストレスが原因

東洋医学でいいかえると、

・本態性・・・瘀血タイプ

・腎性・・・・水毒タイプ

・精神性・・・氣滞タイプに分けられます。

漢方では、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、三黄瀉心湯、八味丸、五苓散、

真武湯、桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、続命湯などです。

血圧をあげてしまうものに、塩分、香辛料、チョコ系、

エビ、カニ、帆立、アルコールなど。

血圧を下げてくれるもの・・・

セロリ、トマト、柿などです。

もうひとつカロリーオーバー、つまり食過ぎにも気をつけてください!

尿が出にくい 利尿作用がある・・・

尿が出にくくなる原因は?

・膀胱に熱がある場合。

・腎の気が不足している場合。

・むくみを伴う場合

ほかには、前立腺肥大、尿道狭窄、尿路結石、

腹痛、血尿などがあれば膀胱炎、腎盂炎、慢性腎炎などが考えられます。

では尿が出にくい時の食材は?

アズキ、トウガンなどです。

アズキの煮汁を飲むのはもちろん、黒豆を加えると補腎作用もあります。

腎が弱っているときは、ヤマイモを加えます。

トウガンは、カラダにこもった熱をさまし膀胱の炎症を鎮めます。

しかし、冷え症の人は、食べ過ぎないようにしましょう!

漢方では、猪苓湯、竜胆瀉肝湯、八味地黄丸、五苓散、当帰芍薬散などを

使い分けます。

頻尿と食養  冷え?腎虚?

頻尿の原因は、冷え性か腎虚=腎・膀胱の弱りに分けられます。

他には、膀胱炎や糖尿病などでも頻尿になります。

腎虚の人によい食べ物は・・・

・ヤマイモ、クルミです。

ヤマイモは、「山薬」といって八味地黄丸に入ってる生薬にもなります。

クルミも腎虚を治して老化防止にもよいといわれています。

尿の出を抑制する食べ物としては、ギンナン、もち米です。

ギンナンは、夜尿症の子供に食べさせるとよいという民間療法が

伝えられています。

しかし、ギンナンの食べ過ぎは中毒症状を起こすことがありますので、

子供は一日5個以下、大人は10個以下が良いでしょう!

もち米は、カラダを温め、寝汗や夜尿症によいとされています。

しかし、これらの食べ物は、むくみや尿の出にくい人は、注意してください!

漢方では、八味地黄丸、黄耆建中湯、猪苓湯、五苓散、白虎加人参湯などを

証に合わせて使います。

 

膀胱炎と食養 炎症を抑える・・・

膀胱炎は、炎症としてとらえます。

では、膀胱炎の炎症をとる食べ物は?

アズキ、オオムギ、スイカなどです。

アズキは、煮たものか煮汁を飲みます。

くれぐれも砂糖を入れてアンコにしないでください。

オオムギやスイカは、熱をさまし、尿の出をよくします。

しかし、冷やし過ぎると逆効果になりますので、

食べ過ぎないようにしてください。

赤飯やもち米を使った食品、ギンナンは食べないようにしてください!

漢方では、初期で食欲があれば葛根湯。

排尿痛、残尿感、血尿があれば猪苓湯。

口の渇き、残尿感だけの場合は、五苓散。

再発防止には、八味丸、真武湯、当帰芍薬散、などを使います。

西洋医学では、膀胱炎は、細菌感染としていますが、

東洋医学では、膀胱に湿邪と熱邪が入り込んだと考えます。

その考えから、膀胱の炎症を抑え、水分代謝をよくする漢方を使います。

便秘と食養 食物繊維が・・・

便秘解消というと?

乳酸菌と食物繊維が良いと考える人がほとんど。

間違いではありませんが、その人の体質に合えばと

いう条件付きになります。

お腹が張りやすく、胃腸が弱い人には

かえって便秘を助長する結果にもなります。

腸内にガスが溜らず張らない人という条件で一般的に

便秘によいものは?

玄米、ゴボウ、ニンジン、サツマイモ、ヒジキ、コンニャクなどです。

乳酸菌でよいのは、ぬか漬け、と納豆。

漢方では、大黄甘草湯、麻子仁丸、小建中湯、半夏瀉心湯、

三黄瀉心湯、桃核承気湯などをタイプ別で良く使います。

もちろん何を食べるかは大切ですが、こと便秘に関しては、

自分に合った漢方を飲んで早く解決した方がよいのでは?

すぐに解決しやすい症状のひとつです。